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UHD BD「エイリアン:ロムルス」1月発売。特撮メイキング映像公開
2024年12月18日 12:00
1979年製作のSF映画「エイリアン」のその後を描いた、シリーズ最新作「エイリアン:ロムルス」。2025年1月8日の4K Ultra HD Blu-ray(UHD BD)発売に先駆け、“フェイスハガー”や“チェストバスター”の制作過程や撮影方法に迫る舞台裏映像が公開された。
物音に反応して顔に飛びついてくるエイリアンの幼体“フェイスハガー”。本作では、その撮影にあたり、脚にケーブルが接続されていてコントローラーを使うタイプや、シリコン製の尾に釣り糸を付けて操れるようにしたタイプ、またゴム製の投げられるフェイスハガーなど、複数のタイプが用意されたという。
監督/共同脚本/製作総指揮を務めるフェデ・アルバレスは、「アニマトロニクスで制御するタイプは繊細な動きが可能。無線操縦タイプは僕のお気に入り。人の足の間をすり抜けて、走らせると本当に怖いんだ」と嬉しそうに語るなど、監督やスタッフたちのフェイスハガーへの強いこだわりが感じられる映像となっている。
2つ目の映像は、“チェストバースター”がエイリーン・ウー演じるナヴァロの胸を突き破って誕生するシーンの撮影舞台裏を捉えたもの。
人形師のアレック・ギリスは、「リドリー・スコットが監督した第1作『エイリアン』で、チェストバースターに関し改良すべき点はほとんどないと言っていい。ただし技術的な改良はした。可動式の小さな腕を付け全体の動きも滑らかにした」とコメント。胸を突き破り、疲れ果てたように生物が出てくる様子をよりリアルに表現するため、ウーの体に合わせて、ハーフサイズのチェストバースターを作ったのだという。
監督のアルバレスは「その場に9人の人形師がいた。居合わせたスタッフは総動員だったよ。手や指、内臓に頭、どの部位にも操る人が必要だった。僕にとっては夢のような瞬間だ。これほどリアルで臨場感のある映像をCGを使わずに撮れるなんてね」と、語っている。