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アベンジャーズの“ならず者”集結。映画「サンダーボルツ*」5月2日公開
2025年2月10日 11:40
“無法”で“やりたい放題”な超個性派6人のキャラクターが、アベンジャーズに変わって世界の危機に立ち向かうマーベル・スタジオ最新作「サンダーボルツ*」の公開日が5月2日に決定し、本予告映像と最新ポスターが公開された。
今作では、過去に何かしらの罪を犯しながらも、アベンジャーズに代わって世界の危機に立ち向かっていく“無法”で“やりたい放題”な超個性派6人のキャラクターが、「サンダーボルツ」というチームとして集結する。
メンバーは、ブラック・ウィドウ(ナターシャ)の妹で、かつてロシアのスパイ組織で育ち、高い戦闘能力を誇る暗殺者だったエレーナ。そのエレーナとナターシャの父で、キャプテン・アメリカを宿敵としてライバル視していた、レッド・ガーディアン/アレクセイ。
キャプテン・アメリカの幼馴染で、かつて悪の組織によって洗脳・肉体改造され、暗殺者としてキャプテンの前に立ちはだかったウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ。陸軍での活躍を買われ、2代目キャプテン・アメリカに任命されるも、世間からのプレッシャーに追い詰められ任務中に失態をおかし、その肩書と権限をはく奪されたUSエージェント/ジョン・ウォーカー。
さらに驚異の身体能力とコピー能力を持ち、キャプテン・アメリカなどアベンジャーズ達の技も使いこなす暗殺者として、ナターシャやアレクセイらと対峙したタスクマスター/アントニア・ドレイコフ。幼いころ不慮の事故に見舞われ、あらゆる物体をすり抜ける“幽霊”のような特殊な身体となってしまったゴースト/エイヴァの6人。
公開された本予告映像で映し出されるのは、ニューヨークの街に突如として現れた大きな黒い影。瞬く間に市民を消し去っていく謎の敵により、世界は再び大きな脅威と直面する。しかし、数々の敵から世界を救ってきたアベンジャーズは、そのピンチに姿を現さない。
謎多きCIA長官のヴァレンティ-ナは、誰がこの脅威から世界を救うのかを問いかけるが、絶望の中立ち上がったのは、かつてヒーローと対立したバッキー・バーンズだった。彼が仲間に誘ったのは、エレーナ、ジョン・ウォーカー、レッド・ガーディアン、ゴースト、そしてタスクマスター。全員が過去に悪事を犯したことのある“ならず者”たちだった。
“ヒーローじゃない”彼らは、誰も空を飛べず、戦闘手段は肉弾戦のみ。好戦的な性格の彼らはチームを組むも、エレーナは突如ジョンに銃を連射し、さらに悪役のようにビルを爆破し、敵を拘束して拷問を始めてしまうなど、ヒーローとは程遠い姿が映し出される……。
そんな彼らの前に現れたのは、「偉大な救世主になれるとでも? 自分すら守れないのに」と言いながら、バッキーの義手でさえも簡単に破壊し、吹き飛ばしてしまうほどの強さを持つ謎のヴィラン。最強の敵を前になす術もなく、ヒーローにしか世界は救えないのかと諦めかけたその時、過去に囚われ生きてきた“ならず者”たちがチーム「サンダーボルツ」として、過去の過ちと向き合い立ち上がる。
さらに映像後半には、1980年代に世界中で大ヒットしたスターシップの「愛は止まらない」が流れ、サンダーボルツの姿をエモーショナルに引き立てる。予告のラストでは、レッド・ガーディアンが「最強のチームとなって、栄光を手にして、暗闇に光をもたらす。そして、ヒーローとしてシリアルの箱に印刷される!」と理想の未来を叫ぶ姿が……。
あわせて公開された最新ポスターでは、今作のタイトルにも含まれている「アスタリスク(*)」を背景に、“ヒーロー”らしく佇む6人と謎の男・ボブの姿が。アスタリスクに隠された意味にも注目が集まるほか、タイトルロゴの下には「*THE AVENGERS ARE NOT AVAILABLE」(アベンジャーズは不在)という“注意書き”も記されており、想像力をくすぐる仕掛けに溢れた仕上がりとなっている。