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ソニー、アプリでCinema Line4台同時操作。CP+ 2025開幕

カメラと写真映像の展示イベント「CP+ 2025」が開幕。神奈川 パシフィコ横浜とWebサイト上にて3月2日まで実施される。入場無料で事前登録制。ソニーとキヤノンの動画撮影機ゾーンをメインに、見所となっている展示をレポートする。

ソニー

ソニーブースは、過去最大かつ今回のCP+出展者の中で最大となる広さでブース展開。動画撮影をメインとしたコーナーでは、Cinema Lineを中心に、BURANOの展示も行なっているほか、4台のカメラを操作できるマルチカメラモニタリングに対応した「Monitor&Control」の紹介をメインに扱っている。

動画撮影メインのスペース
BURANO

Monitor&Controlは、Wi-Fi/有線接続で複数台のカメラと連携し、タブレットの画面からカメラの設定や、録画/停止などの操作が行なえる。会場では、「FX6」1台を有線接続しているほか、「FX3」2台と「FX30」1台の計4台を同時接続して、実際に操作できるようになっている。また、この4台はUSB PD給電できるDCカプラー「DC-C1」を使用しているとのこと。

Monitor&Controlと有線接続しているFX6

演技をしている俳優を実際に撮影しながら現場体験できるスペースも用意。カメラのオートフォーカス性能を実感したり、Monitor&Controlを活用した撮影も体験できる。

そのほかブースには、26日23時に発表されたαレンズ最長800mmをカバーする望遠ズームレンズ「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」と、小型軽量設計の大口径超広角単焦点レンズ「FE 16mm F1.8 G」も展示、試用できる。

FE 400-800mm F6.3-8 G OSSを持った岸政典氏(左)と、大島正昭氏(右)
FE 16mm F1.8 G
GMレンズの分解展示も

また、クリエイター向けのラウンジを昨年に引き続き設置。CREATORS' CAMPの講師や参加者など、ソニーと関わりのあるクリエイター陣が集まり、コミュニケーションの場を設けているとのこと。ラウンジ内には撮影ブースも設けられており、対談動画の撮影を行なっている様子もみられた。

クリエイター向けのラウンジ
ラウンジ内に撮影スペースも
撮影の様子

キヤノン

キヤノン「Video Creation Zone」

キヤノンブースの動画撮影向けエリア「Video Creation Zone」には、20日に発表された「PowerShot V1」が展示。実際に触れることができる。

PowerShot V1
V10も

同シリーズの「PowerShot V10」のほか、EOS Rシリーズにカメラケージやハンドル、マイクなどの周辺機材を組んだ動画撮影向けの装備で展示しているほか、「EOS R5C」「EOS C80」「EOS C400」の本格的なCINEMA EOSも手に触れることができる。

映像撮影向けの装備を固めたEOS R5C

撮影後の動画編集も体験できるコーナーを用意しているほか、著名な動画クリエイターによるセミナーを予定している。

EOS C400。こちらはコンパクトな装備
同じEOS C400。映画撮影などでも使われる本格的な装備