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アキュフェーズ、AAVA搭載のAB級プリメイン「E-3000」

アキュフェーズのプリメインアンプ「E-3000」

アキュフェーズ(Accuphase)は、上位機の技術を踏襲したプリメインアンプ「E-3000」を4月上旬より発売する。価格は495,000円。

ボリュームコントロール回路には、AAVA方式を採用。またパワーアンプに部は、ノイズの影響を抑えた電力増幅と100W/8Ω・150W/4Ωを実現する出力段を搭載。「クラスを超えた表現力と多彩な機能を備えた」アンプになっているという。

内部

E-3000で搭載するAAVAは、入力信号から大きさの異なる複数の信号を作り、その信号の組み合わせを替えて音量を調整する方式。可変抵抗を使ってボリュームを調整する一般的なプリアンプと違い、接点劣化によるガリが発生せず、全てのボリューム位置で少ないノイズレベルを実現できる。

AAVAのI-V変換アンプには、アキュフェーズ独自のANCC回路を採用。主アンプのノイズと歪みを副アンプで打ち消す仕組みで、副アンプに低雑音アンプを用いることでANCCの効果をより高めている。

パワーアンプ部には、バランス回路「インスツルメンテーション・アンプ」を採用し、ノイズの影響を抑えながら理想的な電力増幅を実現。また、「バランスド・リモート・センシング」や「半導体スイッチ」による出力インピーダンスの低減により、アンプがスピーカーを駆動する能力を表すダンピングファクターで600(保証値)を達成した。

大型ヒートシンクを備えた「パワー・トランジスター、3パラレル・プッシュプルAB級動作」のパワーアンプ部を左右に配置。この強力なパワーアンプによって、スピーカー本来の魅力を引き出し躍動感のある音楽を奏でることができるという。

背面

入力端子はバランス(XLR)が1系統、アンバランス(RCA)が5系統。プリアンプ出力とパワーアンプ入力は各1系統。レコーダ入出力も各1系統備える。拡張スロットも備えており、別売のデジタル入力ボード「DAC-60」やアナログディスク入力ボード「AD-60」を増設すれば、デジタル音楽信号やアナログディスクの高品位再生も楽しめる。

消費電力は無入力時69Wで、8Ω負荷の定格出力時が388W。全高調波歪み率は0.05%。SN比は定格出力時で96dB(バランス)、107dB(LINE)。

外形寸法は465×422×161mm(幅×奥行き×高さ)、重量は23.1kg。リモコン(RC-260)、電源コードが付属する。