三洋、16GB SSD搭載のカーナビ「AV ゴリラ」

-8GBに音楽、8GBに地図蓄積。地デジにも対応


NVA-GS1609FTの使用イメージ

6月20日より順次発売

標準価格:オープンプライス

 三洋電機は、AV機能も備えたナビシステム「AV ゴリラ」の新製品として、SSDを内蔵した2機種を発売する。価格はどちらもオープンプライス。業界最大という16GB SSDを搭載し、12セグの地デジチューナも備えた「NVA-GS1609FT」が6月20日発売で、実売16万5,000円前後。8GBでワンセグの「NVA-GS1409DT」が6月25日発売で、13万5,000円前後の見込み。DVD/CDドライブも備えている。

 インダッシュタイプの車載型ナビ。両モデルとも、7型ワイド、解像度480×240ドットの液晶ディスプレイを搭載。「NVA-GS1609FT」は12セグの地上デジタルチューナに加え、ワンセグ受信にも対応。12セグとワンセグを受信電波状態によって自動的に切り替える。「NVA-GS1409DT」はワンセグのみ。どちらも受信機能のみで、録画機能などは備えていない。

16GB SSDを搭載し、12セグの地デジチューナも備えた「NVA-GS1609FT」

8GB SSDの「SG14409DT」は、SDカード音楽ファイルをリッピングしていく

 16GBモデルは8GBを地図データに使用。残りの8GBを音楽データ用に割り当てており、音楽CDからSSDに楽曲をリッピングする「ミュージックストッカー」機能を装備。高速録音の「マッハリッピング」では最大12倍速、音楽を再生しながら追っかけ録音では最大8時間でリッピングできる。Gracenoteデータベースも収録しており、楽曲にタイトルやアーティスト名を自動付与できる。

 8GBモデルはSSDへの楽曲蓄積機能は備えていないが、SDカードスロットを両モデルとも備えており、8GBモデルのGS1409DTのみ、音楽CDからSDカードへのリッピングが可能。速度は等速。SSDの代わりに、SDカードに録音していく使い方となっている。また、PC用ソフトのBeatJamも付属しており、楽曲の情報も付与できる。

 どちらのモデルもSDカードに記録されたMP3/WMAファイルの再生が可能。GS1409DTのみ、AACフォーマットの再生にも対応する。GS1609FTは、USBメモリに保存したMP3/WMAも再生できる。

 USB端子を備えたGS1609FTは、標準でiPodとのUSB接続をサポート。別途ケーブルなどを購入することなく、iPod内の楽曲が再生できる。ただし、ビデオ再生には対応していない。

16GBモデルでリッピングしているところ

エコドライブもチェックできる

 ナビ用エンジンは高速処理が特徴の「Gorillaエンジン」。タッチ画面を使った高速でスムーズな地図スクロールや、検索メニュー画面の高速切換えなどが可能。走行ルートの前方を見渡せる上空視線表示「ゴリラビュー」も使用できる。

 ナビ機能は16GBモデルが充実しており、ルート学習機能、スマートIC考慮探索、時間規制考慮探索などの機能が利用可能。さらにAV画面動作中でも、ナビの音声と案内画面を割り込みで表示する機能も備えている。


(2009年 5月 25日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]