ニコ動の歌い手がVOCALOIDになった「歌手音ピコ」

-体験版を限定公開。“両声類”ピコの歌声合成


 

歌手音ピコ
 キューンレコードは、VOCALOIDソフト「開発コードPIKO『歌手音ピコ』(うたたねぴこ)」(KSRW-1)を12月8日に発売する。価格は15,000円。対応OSはWindows XP/Vista/7(32bit版のみ)。12月1日の17時から、期間限定で体験版を公開する。

 

 「歌手音ピコ」は、ヤマハの音声合成エンジン「VOCALOID」を使用したボーカル音源ソフト。音源は、ニコニコ動画の「歌ってみた」カテゴリでの活動から、10月にメジャーデビューを果たしたアーティスト、ピコの声をサンプリングしている。

 キューンレコードでは、「VOCALOIDオリジナル楽曲を歌ってきた『歌い手』がVOCALOIDになるという、初めての逆転現象」と説明。ピコは男性と女性、両方の声の特徴を併せ持ち「両声類」と呼ばれる広い音域の声が特徴で、「既存のVOCALOIDユーザーから初心者までの幅広い層に新しい表現の可能性を提供する」としている。

 体験版は1日の17時に開設されるサイトにおいて公開。インストール後5日間、試用可能となっている。体験版の公開は31日まで。



(2010年 12月 1日)

[AV Watch編集部 中林暁]