パイオニア、DLNA 1.5/省エネ薄型6chAVアンプ

-シアターパッケージ「Smart Theater S500SW」も


Smart Theater S500SW

 パイオニアは、薄型の6ch AVアンプ「VSX-S500」を10月下旬より発売する。価格は68,500円。

 また、VSX-S500とパッシブサブウーファ「S-SLW500(7,500円/既発売)」とセットで利用するスピーカー「S-HV500-LR」も10月下旬発売。価格は36,500円(2本1組)。

 パイオニアでは、VSX-S500、S-SLW500、S-HV500-LRを組み合わせたシステムを「Smart Theater S500SW」としてシステム提案する。


■ VSX-S500

VSX-S500

 VSX-S500は6chの薄型AVアンプで、Class Dのデジタルアンプを搭載し、ノイズが少なく、応答性の高い音を実現。また、従来機種「VSA-C301」との比較で約52%の消費電力削減を実現したという。定格出力は100W/ch(4Ω)、65W/ch(8Ω)で、対応スピーカーインピーダンスは4~16Ω。

 外形寸法435×317×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量4.3kgとコンパクトなボディが特徴。4系統のHDMI入力と1系統のHDMI出力を備え、3D映像やオーディオリターンチャンネルにも対応。HDMIスタンバイスルーに対応している。

 また、DLNA 1.5に準拠したネットワークオーディオプレーヤーとしても利用可能。ホームネットワーク内のパソコンやLAN HDDなどのDLNAサーバー内の音楽ファイルをネットワーク経由で再生できる。FLACやWAVの24bit/96kHz音源に対応するほか、MP3、WMA、AACが再生可能となっている。

 Made for iPodのロゴを取得しており、接続したiPodやiPhone内の音楽再生も可能。HDMI以外の入力端子は同軸デジタル×1、光デジタル×2、アナログ×2。2.1chプリアウトや、モニター出力(コンポジット)も備える。FM/AMチューナも内蔵する。

 サラウンドモードに、2.1chの「SOUND WING」モードを搭載。このモードに対応した薄型のHVTスピーカー「S-HV500-LR」と組み合わせることで、広がりある音場で映画や音楽を楽しめるという。マルチチャンネル再生時に生じる低音のズレを解消するフェイズコントロール技術も搭載している。

 また、別売Bluetoothアダプタ「AS-BT200」を接続することで、ワイヤレスでの音楽再生も可能。Bluetooth音声の音質を補正する「S.R AIR(サウンドレトリバーエアー)」も利用できる。

 消費電力は74Wで、待機時消費電力は0.45W(HDMIコントロールOFF時)、0.5W(同ON)。マルチチャンネル信号を2.1ch変換する際に、使用していない回路への電源供給を止め、消費電力を約35%削減する「Eco mode」も搭載している。


■ S-HV500-LR

S-HV500-LR

 独自開発の両面駆動HTVユニットと、ソフトドームツィータを搭載した薄型のスピーカー。音が両面から部屋全体に広がるため、映画や音楽の音声を広い視聴エリアで楽しめるという。

 スリムでスタイリッシュなデザインを採用し、縦/横置きを選択できる。HVT方式のウーファ(5.7×3cm)を2基搭載するほか、2cm径のツィータ×2を搭載。再生周波数帯域は170Hz~32kHz。インピーダンスは8Ω。横置き時の外形寸法は100×207×100mm(幅×奥行×高さ)、重量は0.4kg。


(2011年 9月 15日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]