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ドコモ、「dビデオ」をPCやNexus 7でも視聴可能に

16日から。マルチデバイス拡充。ドコモ端末は必要

PC版の画面イメージ

 エイベックス通信放送が運営、NTTドコモが提供しているスマートフォン向けの定額制映像配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」は、マルチデバイスへの対応を拡張。5月16日午前10時から、PC向けの配信を開始すると共に、ドコモ以外のタブレットであるNexus 7、Nexus 10でも視聴が可能になる。

 ただし、dビデオの契約には従来通り、spモードの契約と、ドコモのUIMカードが挿入できる対応端末が必要。あくまで、ドコモのスマートフォン/タブレットでdビデオを契約しているユーザーが、UIMカードと紐付いたドコモのID/パスワードを用いて、PCのWebブラウザや、Nexus 7、Nexus10からも視聴できるようになるという拡張。例えばPCのみを持っている人が契約・視聴する事はできない。

 対応端末が増加しても、月額使用料金は525円で変更はない。

ドコモのスマートフォン/タブレットで利用しているIDで、PC版も視聴できる

 「dビデオ powered by BeeTV」はこれまで、ドコモのスマートフォンと、ドコモタブレット/dtab、テレビに接続する小型端末「dstick」に対応していたが、16日からは再生可能端末が増加。「より様々なシーンで、シームレスにお楽しみいただける」という。各デバイスで同時に視聴する事はできない。

 PCでの視聴はストリーミングのみで、ダウンロードには非対応。さらにdstickと同様に、権利の関係でPCでは視聴できないコンテンツもある。推奨環境は、OSがWindows XP/Vista/7、Mac OS X。ブラウザはInternet Explorer 9以上、Firefox 15.0.1以上、Chrome、Mac用のSafari 6.0以上。

 dビデオではドラマやアニメ、音楽、オリジナル番組などを約11,000タイトル、73,000コンテンツ以上用意。契約者数は4月末時点で415万人を突破している。5月には、レオナルド・ディカプリオ主演の「ディパーテッド」や、「探偵はBARにいる」などの映画、向井理らが出演するオリジナルドラマ「最上のプロポーズ」などの配信を予定している。

(山崎健太郎)