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ソニー、業界初のPCバックアップ用SDカード

任意フォルダ内を自動暗号化/保存。16GBは約3,800円

バックアップSDカード(16GB)

 ソニーは、パソコン内の指定ファイルを自動で暗号化して保存する「バックアップSDカード」を8月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16GBモデル「SN-BA16」が3,800円前後、32GBの「SN-BA32」が6,500円前後、64GBの「SN-BA64」が14,000円前後。対応OSはWindows XP/Vista/7/8。

 メモリーカード業界初とするPCバックアップ用のSDカード。カード内の専用ソフトを使って、あらかじめフォルダを指定しておくと、フォルダ内のファイルが新規作成/更新された際に、自動で暗号化してSDカード内に保存する。

 外付けUSB HDDなどを使ったバックアップに比べた際のメリットとして、よく使うUSB端子を常時塞がないほか、ノートPCなどで空いているSDカードスロットの有効活用ができるとしている。容量はHDDに比べ少ないが、「あまり大容量のデータを扱わない」、「バックアップに時間を割きたくない」というPCライトユーザーを主なターゲットとしている。

16GB
32GB
64GB

 16/32GBモデルはSDHC、64GBモデルはSDXC規格に準拠し、スピードクラスはClass 4。暗号化にはAES 256bitを採用する。カード内に収められたソフトの「Real-time Backup Utility」により、バックアップの状態(未完了/完了)が分かるマークがファイルのアイコン上に表示される。

 なお、このSDカードを購入しなくても、付属ソフトのReal-time Backup Utilityを30日間試用することも可能。同社サイトからダウンロードして手持ちのSDカードに入れると、バックアップ機能を試すことができる。試用版は30日間経つと起動できなくなるが、保存済みファイルをリストアする機能は30日経過後も使えるため、バックアップSDカードを購入すると引き続き利用可能。

パッケージ(16GB)
Real-time Backup Utilityの設定画面でバックアップしたいフォルダを指定
バックアップ済みのファイルと、未完了のファイルにマークが表示され、判別しやすい

(中林暁)