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三菱、2TB HDD/BD内蔵の50型液晶TV「REAL LASERVUE」

レーザー + LED光源、タニタ体組成計と連携。39型も

50型「LCD-50LSR5」

 三菱電機は、赤色レーザー光源と青色/緑色LEDを使ったバックライトシステムの液晶テレビ「REAL LASERVUE LSR5シリーズ」2機種を10月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は50型「LCD-50LSR5」が33万円前後、39型「LCD-39LSR5」が25万円前後。いずれもBlu-ray/HDDレコーダを内蔵し、HDD容量は50型が2TB、39型が1TB。

 バックライトに赤色レーザー光源と青色系、緑色系のシアンLEDを採用し、広色域化した液晶テレビ。5月に発売した「LSR4シリーズ」との主な違いは、50型の内蔵HDD容量を従来の1TBから2TBに大容量化した点や、タニタの体組成計「BC-505」と連携して健康管理ができる「REALウェルネス」に対応した点など。

 パネル解像度は50型/39型ともに1,920×1,080ドットのフルHD。高画質回路「DIAMOND 3D Engine PRO」や超解像技術の「DIAMOND HD」も引続き搭載している。色信号補正の「DIACOLOR HD」はLSR4シリーズから進化し、明るいシーンと暗いシーンが混在する場面などの表現力が向上したという。別売のアクティブシャッターメガネ「EY-3DGFLLC2」を利用した3D立体視にも対応する。

 地上/BS/110度CSデジタル放送のトリプルチューナとBD/HDDレコーダを内蔵し、最大12倍の長時間録画や、2番組同時録画に対応。別売USB HDDへの録画も行なえる。別途チューナを利用した「スカパー! プレミアムサービスLink」による録画も可能。BDドライブは前面ディスクトレイで、ディスクの出し入れを容易にしている。Blu-ray 3D再生や音楽CDの再生にも対応する。

 内蔵スピーカーは合計10基の「DIATONE NCVスピーカー」。センタースピーカー×2と、サイドスピーカーは左右各×2、ウーファも左右各×2で構成し、全ての振動板が、チタン並の伝搬速度と紙コーン並の適度な内部損失を両立したという。背面にバスレフポートも備えている。出力は総合50W。「DIATONEサラウンド」、「DIATONEサラウンドHEADPHONE」などの高音質化技術も搭載している。

39型「LCD-39LSR5」

 HDMI入力は2系統で、背面と側面に各1系統装備。その他の入力端子は、コンポジット×2とi.LINK(TS)×1。光デジタル音声出力や、ステレオミニの音声出力、ヘッドフォン出力、Ethernet、USB、SDカードスロットも備える。ネットワークサービスは、アクトビラ ビデオ・フルやTSUTAYA TVに対応。本体に無線LANは搭載しないが、無線LANルーターを使ってiPhone/iPad/iPod touchからテレビを操作できるリモコンアプリも用意する。

 Bluetoothを内蔵し、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで受信して聴くことが可能。また、8月に発売した「REAL BHR4シリーズ」と同様に、タニタの体組成計と連携する「REALウェルネス」に対応。タニタの「BC-505」で計測した体重や体脂肪率、筋肉量、BMIなどの計測結果を、Bluetoothでテレビに伝送し、テレビ画面上で確認できる。体重と体脂肪率のデータをテレビに保存でき、グラフで推移を確認することも可能。NTT西日本のSTB「光BOX+」との連携機能も搭載。音楽CD再生時にテレビ画面上に歌詞情報を表示する「FaRao LINK」アプリなどを利用できる。

 リモコン操作で画面を約40度スイーベルできるオートターンも搭載。消費電力と年間消費電力量は、50型が157W、141kWh/年で、39型が120W、111kWh/年。スタンドを含む外形寸法と重量は、50型が113.2×36.3×81.1cm(幅×奥行き×高さ)、28.4kg。39型が88.9×36.3×67.4cm(同)、22.4kg。文字やボタンのサイズを大きくした「グット楽リモコン」が付属する。

(中林暁)