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ROKSAN、最新電子プラットフォームで進化「Caspian 4G」ストリーミングアンプ/プリメイン
2025年5月13日 16:00
ナスペックは、ROKSANの新製品として、Caspianシリーズのストリーミングアンプとプリメインアンプの2モデルを5月26日に発売する。価格は、「Caspian 4G Streaming Amplifier」が935,000円、「Caspian 4G Integrated Amplifier」が715,000円。カラーはどちらもシルバーとブラックを用意する。
長年オーディオファンから高い評価を受けてきたCaspianシリーズに、最新の電子プラットフォームを採用し、システム全体の連携性と最適化を強化。既存のオーディオシステムともスムーズに統合でき、環境に応じた柔軟なカスタマイズが可能。各モデルはパーツを徹底的に見直し、細部までこだわり抜いて開発したという。
2機種共通の特徴
左右独立のDAC回路を搭載し、音楽信号の純度と情報量を最大限に引き出すという。ROKSAN独自の「Rapture DACテクノロジー」を搭載し、一般的なオペアンプICに頼らず、アナログ再生に特化した差動電流回路とディスクリート構成を採用。「きわめて自然で繊細、かつ情報量豊かな音を実現する」という。
左右チャンネルに独立した電流源とディスクリート構成の電流コンベヤー回路を用い、ノイズを排除しつつ、解像度と純度を実現。さらに、独自設計の低電圧差動伝送(LVDS)により、デジタル信号をジッターやノイズから守っている。
ボリューム部分は、アナログの滑らかさとデジタルの精緻さを両立したというハイブリッドタイプ。操作はフロント中央の大型ダイヤルで直感的に行なえ、左右に配置された高解像度LEDインジケーターにより入力ソースや音量を一目で確認できる。内部には高度なDSPアルゴリズムを搭載し、トーンバランスやシステムとのマッチングを自動最適化。従来のアナログ式ボリュームが抱えていた課題をスマートに解決したという。ダイヤルの回転フィールにもこだわった。
信号純度を追求した新設計のアナログプリアンプを搭載。フルバランス構成とグラウンドスイッチング入力により、ノイズやクロストークを大幅に低減。Attessaシリーズの技術を継承・改良したもので、より高い静寂性と明瞭な音像を実現したという。
高性能フォノステージも内蔵。MM対応の専用入力を備え、RIAAイコライゼーションはユニットごとに丁寧に調整。ROKSANのChorus 2、およびShirazカートリッジ専用プリセットも備えている。
Euphoriaアンプアーキテクチャを採用。改良されたAB級構成に加え、電圧・電流それぞれに独立した電源を供給。透明感と駆動力を兼ね備えたサウンドが空間を満たすという。
高精度DSPとMaestroUniteアプリを使い、リスニング環境に応じて音質を最適化する4つの補正機能も利用可能。
ストリーミングアンプの特徴
Caspian 4G Streaming Amplifierは、BlueSoundとのパートナーシップにより、マルチルーム・ストリーミング・プラットフォームであるBluOSを搭載。iOS、Android、Windows、Mac OS Xから、ネットワーク再生を操作できる。
Amazon Alexa/Music、Spotify、TIDAL(日本未サービス)、Deezer、Qobuzその他多くのストリ―ミング・サービスに対応する。
ネットワーク再生は192kHz/24bitまで対応し、MQAデコードも可能。S/PDIF入力も備え、別途Attessa CD Transportで再生されたMQA CDを含む、MQA/PCM信号をデコードできる。
英国製で、Monitor Audio本社にて熟練の技術者が一台ずつ丁寧に組み立て。外形寸法は432×378×93mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は15.5kg。プリメインアンプは15.2kg。