ニュース

パナソニック、Netflix対応の55型フルHDで約19万円の「VIERA CS600」

 パナソニックは、液晶テレビ「VIERA」の新モデルとして、高輝度IPSパネルを搭載し、Netflixにも対応した55型フルHD「TH-55CS600」を5月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19万円前後。

TH-55CS600

 3月に発売したCS650シリーズの49型「TH-49CS650」や43型「TH-43CS650」と同じくフルHDの上位モデル。主な機能はCS650と共通で、違いは本体デザイン。CS650は下部のベゼルやスタンドの色がシルバーとなっているが、CS600はブラックで統一している。

 フルHD/1,920×1,080の高輝度IPSパネルを採用。明るい部屋でも大画面の隅々まで、くっきりと鮮やかな映像を表示可能。「斜めの位置から見ても、色彩豊かな広色域映像を満喫できる」としている。120Hzの倍速駆動にも対応し、動画ボケの少ないなめらかな映像表示を可能とする。視野角は上下左右178度。

 音質にもこだわり、大容量スピーカーボックスによる「ダイナミックサウンドシステム」を搭載。ユニットはフルレンジ×2で、出力は15W×2ch。従来モデル「TH-55AS650」に比べ約10倍の容量のボックスを採用し、歪みを抑えた迫力ある低音などの高音質を楽しめるという。

 地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載し、別売USB HDDへの裏番組録画が可能。長時間録画モードでの録画にも対応する。コンテンツ保護技術「SeeQVault」(SQV)に対応し、SQV対応HDDにVIERA CS600の録画番組をバックアップし、他のSQV対応VIERA/DIGAなどで再生することもできる。

 Ethernetと無線LANを搭載し、ホームネットワーク内のタブレットやスマートフォンに録画/放送中番組を配信できる「お部屋ジャンプリンク」にも対応。さらに、NexTV-Fによるリモート視聴にも対応しており、外出先から自宅のVIERAにアクセスして、録画/放送中番組を視聴できる「外からどこでもスマホで視聴」も利用できる。番組視聴や外出先からの録画予約に利用できるAndroid/iOSアプリ「Panasonic Media Access」を無料で提供する。

付属リモコン。Netflixボタンも備える

 さらに、2015年秋に国内でスタートする映像配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」にも対応。Netflixは全世界50カ国、5,740万世帯が利用している月額定額制のエンターテインメントサービス。付属のリモコンにNetflixボタンを備え、ワンボタンでNetflixのサービスを呼び出して、番組選択/再生できる。Netflixの利用にはサービス契約が必要となるが、サービスの詳細については今後Netflixから発表される予定。

 そのほか、ユーザーの登録したお気に入りの情報や過去に観た番組などから、好みの番組やVOD、インターネット動画などを一覧表示する「マイチャンネル」などのネットワーク機能も利用できる。家族などで最大6人分まで登録可能。なお、4Kの上位モデルなどとは異なり、Firefox OSではない。

 入力端子はHDMI×3、D4×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声出力×1とヘッドフォン。消費電力は198W(待機時約0.1W)、年間消費電力量は105kWh/年。スタンドを含む外形寸法と重量は、1,244×230×759mm(幅×奥行き×高さ)、約20kg。

(中林暁)