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Bebop Drone用「Skycontroller」を単体発売。ソニーHMDなどと接続可能

 仏Parrot(パロット)は、クアッドコプター「Bebop Drone」の専用コントローラ「Skycontroller」を単体で8月より発売する。価格は70,900円。カラーはブルー、レッド、イエロー。

Parrot「Skycontroller」
Bebop Droneの操縦イメージ

 1,400万画素のCMOSセンサーと魚眼レンズ採用のカメラを搭載し、1080/30pの動画撮影機能を備えたBebop Droneを、無線LANで操作・制御できる専用コントローラ。4月にBebop Drone単体(70,900円)と、Bebop Drone+Skycontrollerのセット(130,900円)が発売されており、新たにSkycontrollerが単体発売となる。左右にジョイスティックを備え、操縦やカメラ角度のコントロールが可能。3つの操縦モードを備え、各スティック/ボタンに機能を割り当てて操縦モードをカスタマイズすることも可能。

 コントローラにデュアルコアのARMプロセッサや8GBメモリ、Android 4.2を搭載し、アプリ「FreeFlight 3」がプリインストールされている。これにより単体でBebop Droneを操作・制御可能。別売の10.6型までのスマートフォン/タブレットを中央のドックに装着して、Bebop Droneから伝送されたカメラの映像を表示しながら操作することもできる。

 通信はIEEE 802.11a/b/g/nで、2.4GHz帯、5GHz帯の両方に対応。4本のアンテナを備え、MIMO技術を使うことで通信性能を高めており、Bebop Droneとの通信範囲を最大2kmまで拡張できる。ただし、日本では5GHz帯は室内飛行のみ利用可能。GPSも搭載する。

 HDMI出力を備え、別途ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を接続すれば、カメラがとらえている上空の映像を、自分の視界のように体感できる。視界には姿勢計、バッテリレベル、速度、高度、距離などの情報も表示できる。対応するHMDはソニーのHMZ-TシリーズやZeissのCinemizer。

 HMDとSkycontroller、スマートフォン/タブレットを組み合わせることで、「コパイロット(副操縦士)機能」を利用可能。SkycontrollerにつないだHMDを使って一人がBebop Droneの操縦を行なう間、スマートフォン/タブレットでもう一人がその様子を見守り、必要に応じて軌道修正などの操縦を行なえるというもの。

HDMIで別途用意したHMDを接続可能
コパイロット(副操縦士)機能で飛ばしているイメージ

 また、HMDやスマートフォン/タブレットを使い、Bebop Droneの位置をグリッドライン上に表示する「レーダー機能」も搭載。Bebop DroneとSkycontrollerの通信が安定する直線上にくるよう案内したり、Wi-Fi通信の限界範囲を知ることができるという。

 電源はバッテリを使用し、稼働時間は約1時間40分。外形寸法は370×230×190mmで、重量は1,550g(サンシェードカバーを含む)。

(庄司亮一)