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Windows 10でリモート視聴できる「DiXiM Play Windows」
月額200円のDTCP-IPプレーヤー。FLAC対応も
(2015/7/28 13:00)
デジオンは、Windows 10や宅外視聴、DTCP-IP対応のネットワークプレーヤーアプリ「DiXiM Play Windows ストアアプリ版」を8月1日より発売する。アプリは月額200円のサブスクリプション(定期購読型)で提供し、同社が運営するDiXiM Storeで販売する。
WindowsのModern UIで動作するリモート視聴/DTCP-IP対応プレーヤーアプリで、OEM向けでなく、一般販売されるWindows用アプリとしては、初のリモート視聴対応DTCP-IPプレーヤーとなる。対応OSはWindows 8.1/10。
Windowsでリモート視聴/番組持ち出し
主な機能は以下の3つ
- ホームネットワーク内での録画/放送番組視聴
- 外出先からのリモート視聴
- 持ち出し再生
HDDレコーダやNAS、パソコン、STBのなどの、ホームネットワーク上のDLNAサーバーに録画したデジタル放送番組や放送中番組のライブ視聴(ライブチューナー)のほか、宅外からの家庭内の対応機器の録画番組再生やライブチューナーが利用できる「リモート視聴」に対応。なお、リモート視聴のためには、事前に同一ネットワーク内でペアリング作業を行なう必要がある。
さらに、レコーダ内の録画番組をWindowsデバイスにムーブ/ダビングする「持ち出し再生」も行なえる。
リモート視聴対応機器は、アイ・オー・データやバッファローのNASのほか、NEC製PCの一部、シャープのAQUOSブルーレイと東芝レグザサーバー/ブルーレイの一部に対応予定。詳細についてはデジオンのホームページで案内する。
スカパー! プレミアムサービスLink(視聴)など、有料放送サービスのSTBとの連携も対応。JLabsのケーブルDLNA運用仕様に準拠し、CATV STBの録画/ライブチューナー再生にも対応。また、スカパー! プレミアムサービスDVR「TZ-WR500P」で録画した番組をパソコンにダビングして、外出先で視聴する「とるダビ」にも対応した。
録画番組のチャプタスキップにも対応。BDレコーダやSTBなどのチャプタ情報を参照し、番組の任意の位置までスキップできる。ただし、リモート視聴時はチャプタスキップできない(NAS製品除く)。字幕表示や音声切り替えに加え、1.2/1.5/2倍速の早見再生、0.8倍速の遅見再生も可能(リモート視聴時の早見/遅見は非対応)。
WindowsのスティックPC対応も
DiXiM Play Windows版の新機能としては、コンテンツの検索性を強化し、ソートだけでなく絞り込みに対応。キーワードでの番組検索などを改善した。さらに、FLACファイル再生にも対応。nasneやDIGAなどののサーバーに保存したFLACの再生が可能となった。
WindowsのModern UI専用アプリとなり、グリッド表示とリスト表示が選択可能。また、従来のiOS/Android版相当の機能をWindowsでも実現し、番組詳細表示やチャプタスキップなどが行なえる。また、ライブチューナー視聴もシンプル化し、ライブ視聴を行なうサーバーを事前に選択しておくことで、2ステップでライブ視聴が行なえるようになった(従来は6ステップ)。また、視聴番組で左右にスワイプすることで、チャンネル変更も行なえる。
デジオンでは、Windows PCでのデジタル放送視聴/リモート視聴に加え、低価格なWindowsタブレットを用いたセカンドスクリーンテレビ化や、HDMIスティックPCを用いて、ビジネスホテルのHDMI対応テレビを自宅相当のテレビ環境にするなどの応用事例を想定。DiXiM PlayのWindows対応にあわせて、その利便性を訴求していく。
なお、DiXiM Playでは新たに月額のサブスクリプション型に移行。Windows版の場合、Windowsストアからアプリをダウンロードし、DiXiM Storeでライセンスを取得する必要がある。DiXiM Storeの決済手段は、クレジットカードのほか、ドコモとauのキャリア決済が利用できる。
1ライセンス1台までのため、2台のWindowsで利用する場合には、2つのライセンスを取得する必要がある。ただし、1ライセンスあたり、月2回までデバイスの変更が可能となる。
既発売のiOSアプリや、OEM向けのAndroidアプリなどは当面販売やサポートを継続するとのことだが、将来的には月額制のDiXiM Store版に集約していく考え。iOSやAndroid版においても同様のサブスクリプション型サービスが開始されると予想される。