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FINK、日本2ペア限定「KIM MFE」。ツイータやネットワーク強化
2026年1月19日 14:00
タクトシュトックは、FINK teamの新製品として、HIEND MUNICHが終了する事への感謝を込めたという世界限定21ペア、日本2ペア限定の「KIM MFE」(KIM MUNICH FAREWELL EDITION)を2月1日に発売する。価格は3,080,000円。仕上げはホワイト/スティールグレイ、アメリカン・ウォルナット/ホワイト、アマーラ/ブラック マットブラック。その他3種類の特注色もある。
オーディオイベントのHIEND MUNICHは、1982年に初開催され44年の歴史を持つ。ミュンヘンでは、2025年まで21年も開催されてきたが、会場の都合もあり2026年はオーストリア・ウィーンに開催地が変更となる。
FINK teamが、自分達の知名度アップに大きく貢献してくれた21年間に感謝するために作った特別モデルが「KIM MUNICH FAREWELL EDITION」。
KIMは、FINK AUDIO-CONSULTINGが、自分達がリラックスして音楽を楽しむために開発した製品で、独自のAMTツイーターと200mmのパルプコーンを搭載する。
特別モデルのKIM MFEは、KIMの良さはそのままに旗艦モデルBORG episode 2のために開発された新技術を投入し、特別なフィニッシュで仕上げられている。主に、ツイーターやネットワーク回路の強化に加え、フロントバッフルには天然無垢材を使用。「通常のKIMを一層高めた」という。
具体的には、フロントパネルに天然無垢材を使用。ツイーターは、BORG E2と同グレードのマグネットシステムや、オートトランスフォーマーを採用している。
フロントバッフルは、AMTツイーターを中心に、幅を300mmから205mmに狭めた。また高域の指向性を助け、余計な回析を最小限に低減。オリジナル・ダンピング材で接着された多層構造のMDFパネルがフロントバッフルを形成し、精密なCNC加工を施した。
サイドとリアパネルにも同様の手法を採用。サンドイッチ構造により、パネル共振の不用意な広がりを低減するための、ブレーシングが一次元内で行なわれている。
これにより、一般的なスピーカーのように大量の吸収材を用いる事なく定在波を打ち消し、「低域は速く、グルーヴ感をも併せ持ったスピーカー」になったという。
ツイーターは、通常のKIMと外観は似ているが、BORGに奢られたものと同一グレードのマグネットシステムに強化。これにより、後述のクロスオーバーパーツの使用が可能となった。
FINK teamとムンドルフで共同開発したKIM専用のオリジナルAMTは、厚さ0.025mmのプリーツ加工されたカプトン振動板に、0.05mmのアルミニウム・ストリップを組み合わせた。カプトンは優れた内部ダンピングを持ち、低歪みを実現している。
クロスオーバーは、24dB/octの減衰スロープを持ち、-6dBでクロスする4th order acoustic Linkwitz-Riley(LR4)。HFユニットにはオールパス・ディレイを設け、ウーファーのドライブのために低域にシンプルなインピーダンス補正を実施。全てのコイルは空芯設計で、抵抗は低インダクタンスタイプとバイファイラタイプを組み合わせている。抵抗や使用されるポリプロピレン・フィルムコンデンサなどは全て、ムンドルフ製の特注品。
MFEのツイーター部は、新たにBORG episode 2と同グレードのオートトランスを使用。HFユニットの感度はウーファーに完璧に調整したとする。
ウーファーは8インチのオリジナルドライバー。「BORGの10.25インチに比べるとわずかに最大SPLに差はでますが、フルレンジで素晴らしいパフォーマンスを発揮する」という。超大型マグネットの採用とクロスオーバーに空芯コイルを使用する事で32Hzまで低歪かつクリーンで正確な低域を実現した。
新開発のラバー・ハーフロール・サラウンドは、特殊な素材で非常に柔らかいにも関わらず、動作時に引き起こされるカラーレーションを排除するためにコーン紙を素早く終端させている。

