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4K対応ミラーレス「GH4」にV-Log L機能追加の有償アップデート

 パナソニックは2日、ミラーレス一眼デジタルカメラ「DMC-GH4」に映像制作向けの新機能として、カラーグレーディングなどの編集行程でより滑らかな階調の映像表現を可能にするLog撮影機能「V-Log L」を提供すると発表した。対応機種はDMC-GH4と、GH4とインターフェイスユニット「AG-YAGHG」をセットにした業務用モデル「AG-GH4U」。

 アップグレードには、9月17日発売のアップグレードソフトウェアキーと、9月中旬公開予定のGH4ファームウェア Ver.2.3が必要。ソフトウェアキーの型番はコンシューマ向けのGH4用が「DMW-SFU1」、業務用のAG-GH4Uが「AG-SFU41G」となり、価格はオープンプライス。店頭予想価格は10,000円前後。機能に差異はなく、「DMW-SFU1」は販売店やWebサイトで購入可能。

DMC-GH4

 GH4に提供されるV-Log Lは、フィルム素材をデジタル化する際に規格化された「10-bit Cineon」と同じ思想で開発されたLog特性「V-Log」を、マイクロフォーサーズセンサー用に最適化したもの。V-Logと同じ特性曲線のため、同一のLUT(ルックアップテーブル)を利用したカラーグレーディング作業が可能。ラティチュード豊かな表現力のある映像が得られるとする。GH4本体でのSDカード記録だけでなく、外付けレコーダを使った非圧縮記録での撮影でも利用可能。

 アップグレード方法は、GH4のファームウェアをVer.2.3に更新し、SDカードに書きだした「シリアルナンバーファイル」と購入したソフトウェアキーを専用サイトにアップロード。発行されるアクティベーションコードをGH4に読み込ませるといった作業が必要。詳細については同社サイトで告知している。

AG-GH4U(AG-GH4+AG-YAGHG)
AG-YAGHG

(庄司亮一)