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JDI、17型の8K液晶ディスプレイを開発。世界初“モニタサイズ”8K

 ジャパンディスプレイ(JDI)は1日、17型の8K液晶ディスプレイを開発した。「放送局や映像制作向けのモニタ標準サイズでは世界初の8Kディスプレイ」としている。

 17.3型で8K/7,680×4,320ドット解像度の液晶ディスプレイ。低温ポリシリコン(LTPS)技術によるリアル8K画素(RGBストライプ配列)で、精細度510ppiを実現。コントラスト比は2,000:1、輝度は500cd/m2、視野角は上下/左右160度以上。フレーム周波数は120Hzで、なめらかな動画表示が行なえるとする。

 IPS液晶技術の長所である広視野角や高コントラスト、小さな色調変化などを特徴を備え、8Kならではの奥行き感や立体感、臨場感を実現するという。

 同ディスプレイは、NHK放送技術研究所の協力により、10月7日から10日まで幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2015」のNHK/JEITAブースに展示する。JDIでは、「業務用映像機器をはじめ、幅広い用途に8K技術を提案し、お客様の要望に応えていく」としている。

(臼田勤哉)