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オールージュ、単品コンポ間に接続する「ルームチューニングライントランス」

 オールージュ(Eau Rouge)は、CDプレーヤーとプリアンプの間など、単品コンポの間に接続し、音質をコントロールするというルームチューニングライントランス、「ER-TLX」を発売した。価格は左右チャンネルの1セット48万円。

ルームチューニングライントランス「ER-TLX」

 RCAのライン入力と出力を備えたトランスで、RCAケーブルで接続するアナログプレーヤーとフォノアンプ、CDプレーヤーとプリアンプ、プリアンプとパワーアンプの間などに接続して利用する。

 音の変化としては、「SN比の向上はもとより、音を本来あるべき姿へと整え、混濁感を減らし、低音のブーミーさを取り除くといった多くのメリットを享受できる」としており、同社では特に「大型のスピーカーには効果絶大でトランスによる音の立ち上がり、立ち下りのハイスピード感が得られ、全体的な音の調和や質感を向上させながらも端々における音の暴れを抑え、本来の音の定位感や奥行き感を改善する」としている。

 内部には、純銀線直結の高音質仕様のトランスを2基、90度向きを変えて設置。磁界ノイズを打ち消し、固定にはCFRPアラミドハニカムインシュレータと金メッキネジを使っている。

 筐体には、電磁波ノイズを遮断するというCFRPを使用。各部の炭素繊維の組成や厚み、構造的な強度を最適に設計したとする。電子基板は使っておらず、パーツ直結で構成している。

内部

(山崎健太郎)