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1トンの鉄骨を落下させて録音、屋外特化型フィールドスタジオ「SKYSQUARE」収録音源使ったデモ映像
2026年6月15日 17:31
ゲームサウンド開発を専門に行なっているAZSTOKEは、運営する屋外特化型フィールドスタジオ「SKYSQUARE(スカイスクエア)」において、1トン級の鉄骨を重機を使って釣り上げて落下させた音や、雨や雷といった環境音など、同フィールドで収録した音源を使ったテックデモ映像「GRAVITY(グラビティ)」をYouTubeで公開した。
SKYSQUAREの特徴である、大規模な重機を用いた破壊音や高エネルギーな物理衝突音、様々な色彩を持つ環境音の臨場感のあるリアルなサウンドライブラリのポテンシャルを最大限に引き出した技術デモンストレーション作品。動画内の効果音はすべてSKYSQUAREで収録された音源で、「次世代のゲーム開発における音響表現の可能性を提示する」という。
作品には、上空から巨大な鉄骨や様々な金属素材が崩れ落ち、その過酷な環境の中を公式キャラクター・Loopdirock(ループディロック)が歩いていく映像や、次々と周囲に激突し崩れ落ちていくオブジェクトと、それらが引き起こす物理現象などが映像と音響で演出されている。
聴きどころは、現物収録ならではのオブジェクトの圧倒的な「サイズ感」や、衝突ごとに異なる「音のばらつき」、金属同士が擦れ合う生々しい「ざらつき」といった微細なニュアンス。「実録音源が持つリアルな質感を引き出すため、一音一音にいたるまでじっくりと緻密な音響調整を重ねており、これまでにない実在感を持ったサウンドスケープを実現している」という。
録音にあたっては、総重量1トン近くに及ぶ巨大な鉄骨を自社で複数購入。フィールドにおいて、ヤンマー製ショベルB7Σで鉄骨を高く吊り上げ、落下させるダイナミックな手法で収録された。
地鳴りの音は、ウーファーユニット「CLASSIC PRO CPW18II-4」と、パワーアンプ「YAMAHA PC4002」を組み合わせた独自の「地鳴り」システムを用意。ウーファーを使って、プレハブハウスに直に響き渡らせることで共振を発生させて、近くにある様々なものを揺らすことで響きを調整し、その振動をマイクで捉えている。
雨音や雷は、フィールドで“天候を待ち伏せして収録する”という新たなアプローチを実施。自然現象は人間の都合でコントロールできないため、理想的な悪天候がスタジオを包み込む瞬間を狙ってスタッフが現地で待機し、激しい雨が地面や鉄素材を叩く音、そして大気を引き裂くリアルな落雷の轟音を、その瞬間が訪れるまで粘り強く待ち続けて録音したという。
テックデモの公開に伴い、ゲームに関する技術や知識を共有する国内最大級のカンファレンス「CEDEC2026」にて、本作に用いられた収録ノウハウや音響技術に関するセッション『大規模!屋外「フォーリーフィールド」の圧倒的な物理エネルギー収録と実践』と、『【UE5×RIGDOCKS】自社専用システムを構築!『SKYSQUARE』から始まる次世代の音響ワークフロー』の2セッションを実施する。
期間中は会場内でブース出展も行ない、テックデモの視聴やフィールドスタジオの詳細、RIGDOCKS技術内容も案内する。
- CEDEC2026 ブース出展
日時:2026年7月22日(水)~7月24日(金) 全3日間
開催場所:パシフィコ横浜 ノース(神奈川県横浜市西区みなとみらい)
URL:https://cedec.cesa.or.jp/2026/sponsor/exhibition/ - セッション登壇
◇レギュラーセッション(1)
大規模!屋外『フォーリーフィールド』の圧倒的な物理エネルギー収録と実践
日時:2026年7月22日(水)15:00~16:00 60分 レギュラーセッション
会場:第6会場
URL:https://cedec.cesa.or.jp/2026/timetable/detail/s6970bbfeae66f/
◇レギュラーセッション(2)
【UE5×RIGDOCKS】自社専用システムを構築!『SKYSQUARE』から始まる次世代の音響ワークフロー
日時:2026年7月24日(金)16:40~17:40 60分 レギュラーセッション
会場:第12会場
URL:https://cedec.cesa.or.jp/2026/timetable/detail/s69f30e538a169/









