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4K/40型で約16万円。NETFLIXやdTVにも対応するVIERA 4K入門機「DX600」

 パナソニックは、4K液晶テレビVIERA「DX600」シリーズ2機種を2月19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は49型の「TH-49DX600」が20万円前後、40型の「TH-40DX600」が16万円前後。

「DX600」シリーズ。左から49型の「TH-49DX600」、40型の「TH-40DX600」

 解像度3,840×2,160ドットの4Kパネルを採用。価格を抑えた4Kテレビのエントリーモデルと位置づけられており、同日発表されたDX750シリーズのHDRや、低反射の新パネルコートなどは採用していない。画像処理回路の「4Kファインリマスターエンジン」や、NETFLIXなどの動画配信には対応している。DX750シリーズは別記事で紹介している。

 「4Kファインリマスターエンジン」は、デジタル放送やBlu-rayソフトなどを4Kにアップコンバートする際に活用。信号レベルで超解像を行なう「リマスター超解像」と、映像の質感を高める「ディテール超解像」を組み合わせた回路となっており、2つの超解像技術で精度の高い補正を実施する。4K映像信号に向けても専用の処理を行なうことで、「映像の細部までクッキリとリアルに再現できる」という。

49型の「TH-49DX600」

 MPEG-4 H.265/HEVCデコーダーも内蔵しており、インターネットを介した4K動画配信にも対応。NETFLIX、dTVの4Kコンテンツが楽しめるほか、Googleのコーデック・VP9を使ったYouTubeの4K動画も表示できる。4Kアクトビラは無料配信に加えて、有料配信にも対応。「ひかりTV 4K」もサポートしており、ひかりTV 4Kチューナーを用意せずにテレビのみで4Kコンテンツが楽しめる。

 地上/BS/110度CSの3波デジタルチューナを2基搭載。別売のUSB HDDを接続し、裏番組の録画も可能。録画番組は、ネットワーク経由で対応するレコーダのDIGAにダビングしたり、お部屋ジャンプリンク機能を使い、別の部屋のテレビで視聴する事もできる。SeeQVaultもサポートしており、対応テレビ間であれば、録画に使ったテレビ以外でもUSB HDD内の番組を再生できる。

 専用アプリ「Panasonic Media Access」を使い、放送中の番組やUSB HDDに録画した番組を、スマートフォンやタブレットから視聴可能。外出先から視聴する事もできる。

40型の「TH-40DX600」

 音声にもこだわっており、「力強い音を実現する」という「ダイナミックサウンドシステム」を装備。大容量のスピーカーボックスを採用することで、歪みを抑えた豊かな低音再生を実現。最大出力15W×2chの高出力アンプにより、音声出力を大幅強化することで、臨場感のあるサウンドを追求している。ユニットはフルレンジ。

 消費電力と年間消費電力量は、49型が143Wで114kWh/年、40型が115Wで97kWh/年。

 入力端子はHDMI×3、D4×1(音声はビデオ入力と兼用)、ビデオ入力×1、光デジタル音声×1を装備。イヤフォン端子×1、Ethernet端子、USB端子などを備えている。

 スタンドを含めた外形寸法と重量は、49型が110.6×23.5×69.3cm(幅×奥行き×高さ)で、17.5 kg。40型は90.4×23.5×56.7cm(同)で、14kg。

(山崎健太郎)