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Netflix「九条の大罪」は「倫理観がバグる」。配信直前イベント
2026年3月24日 13:00
Netflixは、4月2日から世界配信するNetflixシリーズ「九条の大罪」の配信直前イベントを開催し、主演の柳楽優弥をはじめ、松村北斗、池田エライザ、音尾琢真、ムロツヨシのキャスト陣と土井裕泰監督が登壇した。
人気漫画「闇金ウシジマくん」の作者である真鍋昌平による最新漫画を実写シリーズ化した作品。全10話で一挙配信される。
社会の裏側に生きる厄介な依頼人の案件を扱う弁護士・九条間人を演じた柳楽は、「1番最初に企画を頂いた時にものすごい高揚感を感じました。Jドラマの幕明けになるのではないかという予感もしました」と、本作への並々ならぬ期待を口にする。
柳楽は完成した作品を一足先に視聴したといい「倫理観がバグるという感じがしますよね」とコメント。本編の好きなセリフについては、『依頼人を守るのが弁護士の 仕事ですから』というセリフを上げ、「一見悪そうに捉えられる人だったり、そこの倫理観とか道徳について改めて九条を通して考えたりできる」と、視聴者に善悪を問いかける魅力を語った。
九条の事務所で働くことになるエリート弁護士・烏丸真司を演じた松村は、自身の役柄を「きっと見てくださる皆様と同じ目線、近い目線のことが多い」と分析し、「烏丸が感じることや見ているものが皆さんとリンクしていて」と視聴者を物語へ引き込む役割を担っていると述べた。
柳楽と松村は、今作が初共演だったが、約6カ月に及ぶ撮影を通して強い絆が生まれたといい、柳楽は「北斗君とバディを組めて、キャラクター同士の関係性で撮影乗り越えられたのが、本当に幸せな時間だった」と振り返り、「本当人柄も好きだし、全部好きです」と松村への愛情を語り、ハードな物語の中にも2人の掛け合いが生み出す温かい空気感があったことを明かした。
九条たちを客観的に見るソーシャルワーカー・薬師前仁美を演じた池田は、「正義感もあり演じていてとても有意義な役でした」と振り返り、現場では「九条先生、烏丸先生の空気が行く度に違うので、そこから察することを素直にやっていこう」と柔軟にアプローチしたことを明かした。
一方、過去の出来事から九条を目の敵にする刑事・嵐山を演じた音尾琢真は、本作について「なかなか地上波では見られない問題もたくさん含んでおり、それぞれの登場人物の表の一面と裏で抱える葛藤、そのすべてが描かれておりますので、ただの弁護士の痛快ドラマにはなっていない」とNetflixならではの攻めた作品であることをアピールした。
また、音尾は父親が警察官だった経験から「絶対自分からはボロを出さないけれど、相手のボロを出させるのをひたすら待つ」という独特のスタンスで、取り調べの演技に挑んだとことも明かした。
底知れぬ怖さを持つヤクザの若頭・京極清志役に挑んだムロツヨシは、普段のイメージとはまったく違う役のオファーがきた時に「さすがに、を3回ぐらい言いましたね」とためらいがあったものの、プロデューサーからの「ムロさんがやるのを見たいんだ」という熱い言葉に背中を押され、「その素敵な言葉の船に乗ってみよう」と覚悟を決めて本作に臨んだ裏話を明かしている。
これらの個性的なキャラクターたちをまとめた土井監督は、本作の演出について「特別なすごいキャラクターの、このフィクションの中だけで存在するキャラクターではなくて、加害者も被害者もすべて私たちが生きている世界で起きていることなんだということをやっぱり常に意識して」制作したと、作品に込めたリアリティへのこだわりを語る。
また、重厚なテーマの作品でありながら、撮影現場には少し変わった和やかなルーティンもあったという。毎朝、柳楽と松村が2人で1分ほど「四股(しこ)」を踏んでいたそうで、松村は「筋肉を起こして血を回して、朝からもうトップギアで頑張ろうっていう」目的だったとのこと。
この習慣に対し、池田は「見つかってはいけないと始まった瞬間に逃げてました」と巻き込まれないように逃げ回ったと明かし、共演者の笑いを誘った。
イベントでは、作品のテーマにちなんでキャスト陣の「独自のモラルやルール」を明かす特別企画も実施。柳楽が「コンビニのおにぎりを2つ必ず食べる」という独自の朝のルールを明かせば、松村は「必ず目覚まし時計をかけるんですよ。携帯じゃなくて」と意外なアナログ派の一面を披露した。
さらに音尾が「小用を足す時によっぽどのアクシデントがなければ手は洗わない」と衝撃的な告白をして、登壇者全員から「黒(共感できない)」判定を受ける場面も。ムロツヨシはアルコールハラスメントを恐れて「(後輩を)飲みに誘えなくなったね」と切実な悩みを吐露して「グレー」判定を受けるなど、重い作風とは裏腹にキャスト同士の仲の良さが伺える和やかな一幕となった。
イベントの最後には、主演の柳楽から「日本のドラマがより世界の方に見られるところに今立っている気がするんですよ。やっぱりここで思いっきり攻めたいなと僕は思っています」と、世界配信に向けてのメッセージも送られた。








