NXPとTSMC、液晶TV向けプラットフォーム「TV550」を提供
-45nmの省電力プロセス技術を採用
7月9日発表(現地時間)
NXPセミコンダクターズ(NXP)とTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)は9日(現地時間)、液晶テレビ向けのプラットフォーム「TV550」を共同で提供していくと発表した。「TV550」はすでにNXPによって、エンジニアサンプルの出荷を開始している。
TV550は業界初という45nmプロセスで製造される液晶テレビ向けプラットフォーム。普及価格帯のテレビにおいてインターネット動画配信や、高画質化などの機能を実現させるもので、DVB-T受信や、MPEG-4 AVC/H.264映像のデコード、HDMIレシーバなどの機能に対応する。
今回、低消費電力性能や業界最小のSRAMセルサイズのなどのパフォーマンス特性を持つTSMCの45nm Low Power(45LP)プロセステクノロジーを採用。これにより、即時量産に適用可能なリファレンスデザインとして、システムのコストダウンに向けた機能統合が大きく進み、市場展開までの期間短縮を実現するとしている。
(2009年 7月 14日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]