クリプトン、“英語で歌う”バーチャル歌手「SONIKA」

-英語版「VOCALOID 2」採用。実売19,950円


「SONIKA」(ソニカ)

8月7日発売

標準価格:オープンプライス


 クリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、音声合成エンジン「VOCALOID 2」を採用したボーカル音源で、英語での歌唱に対応した「SONIKA」(ソニカ)を8月7日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,950円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista。

 英語の歌詞に対応したことが特徴のボーカル音源。ライブラリには英語話者の声/発音をデータベース化し、英語の全発音要素(母音/子音)を収録。「スウィートな高音/高域をもったバーチャルシンガーで、キュートなガールズ・ポップを英語で歌い上げることができる」としている。

 通常の歌に用いられるビブラートや表情付けのテンプレートもライブラリに収めている。また、音素(発音記号)の組み合わせを工夫することで、英語にとどまらない様々な歌詞を歌わせることができるという。

 ソフトウェアは歌声の入力/編集用のインターフェイスを備えるほか、音符入力用には直感的なピアノロール画面を採用。英単語での歌詞入力が可能となっている。スタンダードMIDIファイルの読み込みに対応。

 ピアノ鍵盤のクリックや音符のクリック(長押し)によるサウンド再生機能、アタックやビブラートなど歌に表情を与えるコントロール機能なども装備。声質を更に女性的にするなどの操作が可能なジェンダーファクター機能なども備えている。作成データはWAVファイルとして書き出し可能。ReWireに対応し、DAWなどと同期させることもできる。

 さらにVSTiもサポートし、VOCALOID 2で生成したボーカルMIDIトラックを対応ホストアプリ上で再生可能。入力した歌詞をもとに、MIDIキーボードで演奏するリアルタイム演奏機能も用意する。


(2009年 8月 7日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]