【IFA2009】エプソン、コントラスト20万:1の液晶プロジェクタ

-TW5500などフルHD 4製品。1,200ユーロの入門機も


EH-TW5500

会期:9月4日~9月9日(現地時間)

会場:メッセ・ベルリン見本市会場


 エプソンは、ビジネスプロジェクタやプリンタを中心にしたブース展開ながら、ホームシアタープロジェクタの最新モデル「EH-TW5500」と「EH-TW4400」など、最新プロジェクタも発表した。TW5500/TW4400は11月に発売し、価格はEH-TW5500が3,299ユーロ、TW4400が2,999ユーロ。

EH-TW5500

 最上位モデルのTW5500は、1,920×1,080ドットの倍速D7/C2Fineパネルを搭載したホームシアタープロジェクタで、動的な絞り補正機能の搭載や独自のDeepblack技術の採用により、コントラスト比20万:1を実現したという。輝度は1,600ルーメン。光学2.1倍のズームレンズを採用し、ランプは200WのUHE。

 TW5500固有の特徴として、独自のDeepblack技術を搭載し、コントラストを向上。さらに12bitパネルドライバや、HQV製のプロセッサを搭載するほか、6軸の色補正機能やISFキャリブレーション機能も備えている。入力端子はHDMI×2、コンポーネント×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1を装備。動作音は約22dB。重量は7.5kg。

 TW4400は、Deepblack技術を搭載しておらず、コントラストは13万:1。プロセッサは10bit処理のPixelWorks製のものを採用している。

EH-TW4400EH-TW5500の背面。2系統のHDMIなどを装備する利用イメージ

 



■ 1,200ユーロの高輝度フルHD入門モデルも

EH-TW2900の利用イメージ

 さらに、エントリークラスのフルHD液晶プロジェクタも10月に発売。コントラスト36,000:1のEH-TW3500と、18,000:1のEH-TW2900をラインナップする。価格はTW3500が1,599ユーロ、TW2900が1,199ユーロ。

 映画やテレビ観賞のほか、HD対応のゲームでの利用も可能というフルHD液晶プロジェクタで、いずれもD7パネルを採用する。輝度はTW3500が1,800ルーメン、TW2900が1,600ルーメンで、明るいリビングでもHDのゲームを楽しめる点をアピールしている。入力端子はHDMI×2など。ビデオプロセッサはPixelWorks製。


EH-TW3500EH-TW2900

(2009年 9月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]