アップル、iPhone OS 3.1を公開。iTunes 9に対応

-おすすめアプリやGenius Mixを利用可能に


iPhone 3GS

9月10日公開


 アップルは10日、iPhoneソフトウェア最新版「iPhone OS 3.1」を提供開始した。

アップデート内容

 対象となる機器は、iPhone(日本未発売)とiPhone 3G、iPhone 3GS。また、iPod touch新モデルにプリインストールされているほか、iPod touchでもOS 3.0搭載製品からは無償で、3.0以前の製品からは600円での有料OSアップデートも可能となっている。

 OS 3.1では「iTunes 9」に対応し、iTunes上で直接アプリケーションの整理が可能になるなどの機能強化が行なわれた。

 また、新機能としてGeniusが強化。PCのiTunesと同期してネットから情報を得ることで、iTunesのライブラリにあるユーザーと相性の良い楽曲をGeniusが選局し、楽曲のミックスを12個まで自動的に作成する「Genius Mix」機能が利用できる。さらに、App Storeのアプリケーション選びでもGeniusが動作し、使っているアプリをもとに、お勧めのアプリを教えてくれる。

iPhone上でGeniusをONにApp Store上のおすすめアプリを紹介OS 3.1にアップデート

 アップデート内容は以下の通り。


  • Genius のおすすめ機能でアプリケーションをサポート
  • iTunes 9 をサポート
      Genius Mix
      iTunesで直接アプリケーションを整理
      ミュージック、ムービー、テレビ番組、ポッドキャストおよび写真の同期オプションの向上
      iTunes Uコンテンツの整理
  • App StoreでiTunesギフトカード、コードを使用可能
  • App StoreおよびiTunes Store で利用可能なiTunesアカウントクレジットを表示
  • iTunes Storeからワイヤレスで着信音をブラウズおよびダウンロード(一部地域では利用できない)
  • メールおよびMMSのビデオをカメラロールに保存
  • iPhone 3GSでビデオをトリミングする際に"新規クリップとして保存"オプションを追加
  • iPhone 3GでBluetoothオン時のWi-Fiパフォーマンスを向上
  • iPhone をMobileMe経由でリモートでパスコードロック可能
  • iPhone 3GSでBluetooth ヘッドセットを使用した音声コントロールが可能
  • キーパッドへの電話番号のペースト
  • iPhone 3GSでアクセシビリティ機能をオンにする際にホームボタンを使うオプションを追加
  • Safariで詐欺サイトにアクセス時に警告(フィッシング対策)
  • Exchange カレンダーの同期と招待の処理を向上
  • 一部のアプリケーションアイコンが正しく表示されない原因となる問題を解決

(2009年 9月 10日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]