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NTT、音漏れ打ち消す「PSZ技術」を新幹線で活用する実証実験
2026年4月20日 18:00
NTTソノリティは、逆相音波で音漏れを打ち消すNTTの特許技術「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」を、新幹線の車内で活用する実証実験を、6月14日に運行する山形新幹線つばさを利用した旅行商品「地域の物語を作る新幹線旅車内でショートショートの書き方講座」で行なう。同講座は日帰りで、費用は大人ひとり20,000円。
この実証実験は、PSZ技術と、NTTドコモビジネスによる視聴環境の提供(音響技術、コンテンツ体験設計)により、「乗車時間そのものを価値ある体験へとアップデートすることをめざす」というもの。JR東日本とビジュアルボイスが企画する「地域の物語を作る新幹線旅車内でショートショートの書き方講座」申込者のみが参加できる。
なお、トライアルは山形新幹線つばさ135号17号車の2席限定で、参加者は交代で利用できる。
PSZ技術は、ある音波(正相)に対して180度位相を反転させた波形(逆位相)を重ねると音が消える原理を応用し、「音を出す」「音を打ち消す」の2つを同時に行なうことで、オープンな環境でありながら、特定の範囲に音を閉じ込める技術。これにより周囲への音漏れを抑え、必要な音だけを高音質で楽しめるプライベートな音空間を実現する。
同技術は、NTTソノリティが展開する音響ブランド「nwm(ヌーム)」や「cocoe(ココエ)」のオープンイヤー型デバイスに搭載されているほか、2026年3月には東海道新幹線N700Sの上級クラス座席への導入も発表されるなど、鉄道をはじめとする移動空間への展開が進められている。
NTTソノリティは、移動空間に向けたPSZ技術の展開を、「音響技術による『移動空間の変革』への重要な一歩」としており、「今後は鉄道分野にとどまらず、さまざまな移動シーンや公共空間においても、音に関する課題解決に貢献するソリューションの展開を目指してまいります」としている。


