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NHKは4K放送を継続へ。「4K放送と配信を充実させ、視聴者の期待に応えていきたい」

NHKの井上樹彦会長は、4月15日に実施した定例会見のなかで「NHKはこれまでどおり4Kコンテンツの制作、BS4K放送に取り組んでいきたいと思っています」とコメントし、4K放送を継続していく考えを明らかにした。

4K放送は現在、NHKと民放5局(BS日本、BS朝日、BSテレビ東京、BSフジ、BS-TBS)、ショップチャンネル4K、4K QVCがサービスを提供しているが、このうち民放5局は2027年1月24日以降の衛星基幹放送業務の認定更新を行なわず、放送を終了することを発表している。

民放がBS4Kの終了を発表したことを受け、見解を問われた井上会長は、引き続き4Kコンテンツの制作とBS4K放送に取り組んでいくとコメント。「NHKオンデマンドで、4Kで制作された番組の一部を4K画質で配信していまして、これにも引き続き取り組んでいきたい」とした。

「今後のあり方については、国内外の動向も踏まえて引き続き検討してまいりますが、放送に加えて、例えば8Kの技術については教育や医療の分野などでも積極的に活用に取り組んでいき、広く社会に還元したいと思っているところです」

「民放各社の動向はもちろん承知していますが、NHKは4Kの放送と配信を充実させていくことで、視聴者の期待に応えていきたいと思っています。6月から始まるサッカーのワールドカップはBSプレミアム4Kで、全104試合を放送することにしております」

「鮮明な映像で一流のプレーや激戦をのめり込んで見てほしいです。それぐらいの価値は十分ある映像だと思います。リモコンで地上波、衛星、4Kのボタンを押してもらえるように、地上波などでも4Kの魅力とか番組の内容を紹介していきたいと思っています」

また8K放送については「合理的なコストで質の高い8Kコンテンツを厳選して制作していく方針」としつつ、「今後のあり方については、国内外の動向を踏まえて引き続き、今、検討しているところ」とした。

「BS8Kについては、4K・2Kとの一体制作や、映像や音声の編集が必要のない生放送を増やしています。編集などの制作には8Kでもポスプロ(ポストプロダクション)が発生するので、そういった編集が必要のない生放送であれば、より効率的な制作が徹底できますし、中継車あるいはスタジオなどの設備投資の抑制も進めることができます」

「合理的なコストで質の高い8Kコンテンツを制作していくという方針です。今後のあり方については、国内外の動向を踏まえて引き続き、今、検討しているところです」