三菱、超解像搭載の24.1型/WUXGA液晶ディスプレイ

-「ギガ・クリアエンジン」搭載。実売99,800円


10月28日発売

標準価格:オープンプライス


 三菱電機株式会社は、超解像技術を搭載した24.1型/1,920×1,200ドット液晶ディスプレイ「MDT243WGII」を10月28日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は99,800円前後の見込み。

 AV機能を強化した液晶ディスプレイ「VISEO」の新モデル。24.1型/1,920×1,200ドット(WUXGA)パネルと、新開発の画像処理LSI「ギガ・クリアエンジン」を搭載し、超解像やダイナミックコントラスト補正などの新機能で総合的な画質向上を図っているという。パネルはVA系で、輝度は500cd/m2、コントラスト比は1,000:1(CRO動作時2,000:1)、応答速度は6ms(GTG)/10ms(MPRT)。視野角は上下/左右178度。

 ギガ・クリアエンジンにより超解像処理に対応。超解像では、低解像度映像を表示した際のぼけなどを大幅に低減。従来のシャープネス回路では再現できなかったフォーカス感や、木の葉や壁、顔などのディテールを鮮明に再現するという。効果は0%~100%までで10段階で選択可能で、PinP(子画面表示)利用時には子画面のみに超解像を適用することもできる。

 そのほか、10段階のレベル調整が可能なダイナミックコントラスト補正技術や、局所コントラスト補正技術、階調数拡張処理、ノイズリダクション、記憶色にあった色変換などの映像処理を新エンジンにより実現しているという。

 加えて、動画ブレ抑制技術「MP ENGINE II」も搭載し、各画像フレームに黒画像を挿入し、黒挿入に同期してバックライト消灯とオーバードライブ回路の最適化を行なう。これにより、背景や人物が素早く動くシーンでも、ブレを抑えて、輪郭のはっきりした動画再生を行なう。

 本体下部に出力5W×2chのステレオスピーカーを内蔵。ヘッドフォン出力も装備する。入力端子はHDMI×2と、HDCP対応のDVI-D×1、D5×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×3(RCA×2、ステレオミニ×1)を装備。光デジタル音声出力(2ch/HDMI入力時)
も備えている。

 上25度、下10度のチルト機能も装備。約60mmの高さ調整も可能となっている。消費電力は110W(省エネモード/オフモード 1W以下)。スタンドを含む外形寸法は558.5×270×406.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11.2kg。


(2009年 10月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]