エプソン、小型/高輝度の液晶プロジェクタ5製品

-約1.8kgで3,000ルーメンの短焦点モデルなど


EB-1925W

11月上旬より順次発売

標準価格:オープンプライス~417,900円


 エプソンは、ビジネス向け液晶プロジェクタ「オフィリオ」のモバイル向け5モデルを11月上旬より順次発売する。価格や発売時期は下表の通り。

型番パネル解像度輝度重量発売時期価格
(想定価格)
EB-1925W1,280×800
ドット
4,000
ルーメン
約3.5kg11月中旬417,900円
EB-1920W約3.4kg11月下旬375,900円
EB-19151,024×768
ドット
約3.5kg11月中旬375,900円 
EB-1910約3.4kg11月上旬344,400円
EB-17243,000
ルーメン
約1.8kg11月中旬オープンプライス
(14万円前後)


■ EB-1925W、EB-1920W、EB-1915、EB-1910

EB-1915

 4モデルとも、外形寸法が357×257×86mm(幅×奥行き×高さ)の小型液晶プロジェクタ。重量はEB-1920W/1910が約3.4kg、EB-1925W/1915が約3.5kg。

 EB-1925W/1920Wは0.74型/1,280×800ドットパネルを、EB-1915/1910は0.7型/1,024×768ドットパネルを搭載。いずれも輝度は4,000ルーメンで、従来機種から500ルーメン向上した。コントラスト比は2,000:1。光源はいずれも230WのUHEランプで、高効率の「E-TORL」ランプを使用する。

 アナログRGB(D-Sub 15ピン)などの入力端子に加え、USBディスプレイにも対応。USB接続するだけでPCの映像を投写できるほか、EB-1925W/1915はPCの音声もプロジェクタのスピーカーから出力可能となっている。また、USBメモリを直挿しして静止画を投写することも可能。EB-1925W/1915はUSBメモリ内のPowerPointファイル(専用ソフトでの変換が必要)や動画も投写できる。
 
 そのほかの特徴として、EB-1925W/1915はIEEE 802.11a/b/gの無線LANを搭載し、ワイヤレスでPC画面と音声を入力可能。4モデルともEthernetを搭載し、有線LANでPC画面を投写できる。
 
従来モデルに比べ輝度が500ルーメン向上したEB-1920W/1910の重さは約3.4kgUSBディスプレイに対応する

 レンズは光学1.6倍の手動ズーム(F1.75~2.42/f=24~38.2mm)対応。フォーカスはEB-1925W/1915が電動、EB-1920W/1910は手動。

 4モデル共通の入力端子はアナログRGB(D-Sub 15ピン)×2、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×3(RCA×2、ステレオミニ×1)で、EB-1925W/1915はHDMI端子も装備する。出力はアナログRGB(D-Sub 15ピン)×1、アナログ音声×1(ステレオミニ)。本体に出力10Wのスピーカーを内蔵する。

 EB-1925W/1915は、「かんたんセットアップ」ボタンを搭載し、縦横の歪みやフォーカスの自動調整が可能。4モデルとも、使用後に電源をオフにすることなくすぐに電源コードを抜くことができるダイレクトシャットダウンに対応している。

 消費電力は341W(待機時0.2W)。リモコンや、ソフトキャリングケースなどが付属する。

EB-1925W/1915は、「かんたんセットアップ」ボタンで投写画面の自動補正が可能EB-1925WはHDMI入力も備える付属リモコン


■ EB-1724

EB-1724

 重さ約1.8kgの小型筐体で、3,000ルーメンの明るさを実現したモバイル型。液晶パネルは0.7型/1,024×768ドット。輝度は3,000ルーメン、コントラスト比は2,000:1。光源は170W UHEランプ。

 f=16~19mmの短焦点レンズを搭載し、近距離での投写が可能。光学ズームは1.2倍(F1.6~1.7)で、ズーム/フォーカスは手動。

 USBディスプレイにも対応し、USBケーブル1本でPCの映像/音声を入力可能。また、USBメモリ内の動画/静止画投写も行なえる。そのほか、オプションの無線LANアダプタでPCとのワイヤレス接続も行なえる。

 入力端子はアナログRGB(D-Sub 15ピン)とS映像、コンポジット、アナログ音声(ステレオミニ)が各1系統。本体に出力1Wのスピーカーも内蔵する。消費電力は234W(待機時4W)。リモコンやソフトキャリングケースが付属する。



(2009年 10月 27日)

[AV Watch編集部 中林暁]