東芝、USB録画対応の「R1」などREGZAのCCFLモデル

-500GB HDD内蔵「H1」やベーシック機「A1」も


42R1

4月下旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 東芝は液晶テレビ「REGZA」の新モデルとして、録画対応のスタンダードモデル「R1シリーズ」シリーズや、500GB HDD内蔵の「H1シリーズ」、ベーシックモデル「A1シリーズ」の合計8製品を4月下旬より順次発売する。

 R1は、42型「42R1」、37型「37R1」、32型「32R1」の3モデル、H1は37型「37H1」、32型「32H1」の2モデル、A1は26型「26A1」、22型「22A1」、19型「19A1」の3モデルをラインナップする。価格は発売日は以下の通り。

【R1】

型番サイズ解像度特徴発売予定日店頭予想価格
42R142型1,920×1,080ドット超解像
USB HDD録画
6月上旬23万円前後
37R137型18万円前後
32R132型1,366×768ドット4月30日13万円前後

【H1】

型番サイズ解像度特徴発売予定日店頭予想価格
37H137型1,920×1,080ドット超解像
500GB HDD/
USB HDD録画
6月上旬発売20万円前後
32H132型1,366×768ドット15万円前後

【A1】

型番サイズ解像度特徴発売予定日店頭予想価格
26A126型1,366×768ドット超解像8月上旬発売9万円前後
22A122型7万5,000円前後
19A119型6万5,000円前後

 R1とH1は、14日に発表した、「RE1」と「HE1」のLEDバックライトを、CCFL(冷陰極蛍光管)に変更したモデルとなる。

 今回発表の全製品が、新映像処理回路「レグザエンジン」を搭載し、超解像技術「レゾリューションプラス4」に対応。R1とH1の37型以上はフルHDパネルを採用し、倍速駆動技術「倍速・モーションクリア」を搭載している。

 


■ REGZA R1シリーズ

37R1

 42R1と37R1は、1,920×1,080ドットのフルHD IPSクリアパネルを採用。32R1は、1,366×768ドットのIPSパネルを採用。こちらはノングレア(非光沢)パネルとなっている。

 映像エンジンとして、次世代「レグザエンジン」を搭載。超解像技術も新世代の「レゾリューションプラス4」を搭載し、エッジ部の周囲から映像信号が近似した個所を抽出し、その画像を重ね合わせることで新たな画像を生成して、画像補正する「自己合同性超解像」に対応している。アニメ高画質化や、再構成型などの従来の超解像技術も引き続き採用している。自動画質調整機能の「おまかせドンピシャ高画質2」も搭載している。

 RE1シリーズと同様にゲームモードを強化した「ゲームダイレクト2」を搭載。超解像やスケーリングなどの高画質化処理を行ないながら、入力信号に対し、1.2フレーム以下低遅延を実現する「ダイレクトモード2」や、ポータブルゲームをスムーズかつきれいに拡大表示する「ポータブルズーム」などの機能を有している。

 地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2系統と地上アナログチューナを搭載。別売のUSB HDDへの録画機能も備えている。番組表は「レグザ番組表・ファイン2」で、ジャンルの色分けを5色に増やしているほか、6時間/4時間表示の切り替え、録画予約時に番組情報のすぐ左脇に赤いバーを表示するなど、使いやすさの向上を図っている。

 ダビング機能も搭載。東芝VARDIAやアイ・オー・データ、バッファローなどのDTCP-IPサーバーへのネットワークダビングする「レグザリンクダビング」も可能となっている。DLNAクライアント機能も備えており、デジタル放送以外のビデオや、音楽など、ホームサーバー内のコンテンツをREGZAで再生可能となっている。

 スピーカー出力は10W×2ch。HDMIは4系統備えており、1系統はオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応。D5端子やS映像入力×1、コンポジット×3、アナログ音声×3、光デジタル音声出力×1、モニター出力×1などを装備する。ネットワーク機能として、テレビ版Yahoo! JAPNやアクトビラビデオ・フルに対応する。

 消費電力は、42型が188W、37型が155W、32型が115W。年間消費電力量は42型が165kWh/年、37型が150kWh/年、32型が96kWh/年。外形寸法は/重量は、42型が100.9×33.8×71.4cm(幅×奥行き×高さ)/19.5kg、37型が90.2×27.9×65,1cm(同)/16kg、32型が78.6×27.9×58.6cm(同)/12kg。

 


■ REGZA H1シリーズ

 500GB HDDを搭載した録画テレビで、37/32型の2サイズを用意。液晶は、37型が1,920×1,080ドットのフルHD IPSクリアパネル、32型が1,366×768ドットのIPSパネル(ノングレア)。

37H132H1

 次世代「レグザエンジン」を搭載。超解像技術も「レゾリューションプラス4」にバージョンアップしており、最新の「自己合同性超解像」に対応。アニメ高画質化や、再構成型などの従来の超解像技術も引き続き採用している。自動画質調整機能「おまかせドンピシャ高画質2」も搭載している。

 地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2系統と地上アナログチューナを搭載。内蔵HDDのほか、別売のUSB HDDへの録画が可能で、番組表はR1と同様の「レグザ番組表・ファイン2」を採用し、使いやすさの向上を図っている。

 録画した番組を、東芝VARDIAやアイ・オー・データなどのDTCP-IPサーバーへのネットワークダビングする「レグザリンクダビング」にも対応。DLNA機能も備えており、デジタル放送以外のビデオや、音楽など、ホームサーバー内のコンテンツをREGZAで再生可能となっている。

 R1と同様に、ゲーム対応も強化し、「ゲームダイレクト2」を搭載している。HDMI×4(1系統はARC対応)やD5端子、S映像×1、コンポジット×2、アナログ音声×2、HDMIアナログ音声×1などの入力端子を装備する。スピーカー出力は10W×2ch。ネットワーク機能として、テレビ版Yahoo! JAPNやアクトビラビデオ・フルに対応する。

 消費電力は未定。外形寸法は、37型が90.2×27.9×65,1cm(同)、32型が78.6×27.9×58.6cm(同)。重量は未定。

 


■ REGZA A1シリーズ

26A1

 26/22/19型の3モデルを用意。いずれも解像度は1,366×768ドットで、26型はVA系、22型と19型はTN系のパネルを採用している。録画機能は備えていない。26型はブラックとホワイトの2色展開、22/19型には2色に加えてシャンパンピンクも用意される。

 次世代レグザエンジンを搭載し、レゾリューションプラス4や、質感リアライザーなどの高画質化機能を装備。地上/BS/110度CSデジタルチューナと、地上アナログチューナを各1系統備えている。ゲーム対応も強化しており、「ゲームダイレクト2」に対応する。

 HDMI×2やD5×1、S映像×1、コンポジット×2、アナログ音声×2、HDMIアナログ音声×1などの入力端子を装備する。スピーカー出力は3W×2ch。

 外形寸法は、26型が66.6×22.0×50.5cm(幅×奥行き×高さ)、22型が54.4×23.0×40.4cm(同)、19型47.8×21.1×36.6cm(同)。消費電力や重量は未定。

22A1(ホワイト)22A1(ブラック)22A1(シャンパンピンク)

(2010年 4月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]