米Apple、第3四半期の売上高は過去最高。iPhone 840万台

-ジョブズ「驚異的な四半期。今年中に新製品を発表」


7月20日発表(現地時間)

iPhone 4
 米Appleは20日(現地時間)、2010年度第3四半期の業績を発表した。四半期の売上高は157億ドル、純利益は32億5,000万ドル。過去最高の売上高で、利益は78%の増加となった。

 同社のスティーブ・ジョブズCEOは、「iPhone 4がAppleの歴史の中で最も成功した製品発売となるなど、全体的に我々の予想を上回る驚異的な四半期となりました。iPadは素晴らしいスタートを切り、かつてない多くの人々がMacを買っています。そして今年中にまだ素晴らしい新製品を発表する予定です」とのコメントを発表している。

 希薄化後の1株当り利益は3.51ドル。前年同期は、売上高が97億3,000万ドル、純利益が18億3,000万ドルであり、売上総利益率は前年同期の40.9%に対して、39.1%となっている。当四半期の米国市場以外の売上比率は52%。

 四半期におけるiPhoneの販売台数は840万台で、前年同期比61%の増加。iPodの販売台数は941万台で、前年同期比8%の減少。iPadの出荷台数は327万台となった。Macの出荷台数は347万台で、四半期の出荷台数として過去最高。前年同期比33%の増加となる。

 業績についてCFOのピーター・オッペンハイマー氏は、「今四半期中に40億ドル以上のキャッシュを生み出したことをとても嬉しく思います。2010年度第4四半期につきましては、売上高が約180億ドル、希薄化後の1株当り利益として約3.44ドルを予想しています」と、コメントしている。


(2010年 7月 21日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]