韓LG電子、IFA2010で世界最薄0.88cmのLED液晶TVを展示

-180型3Dプラズマや3D対応レコーダ/プロジェクタも


薄さ0.88cmのLEDバックライト液晶「LEX8シリーズ」

 韓国のLG電子は30日、ドイツのベルリンで9月3日から開幕する「IFA2010」での同社展示概要を発表した。LEDバックライトを採用し、世界最薄の0.88cmを実現した液晶テレビや、3D表示も可能な180型の大型プラズマテレビ試作機、3D再生に対応したBlu-rayレコーダなどを展示するという。

 薄さ0.88cmのLEDバックライト採用液晶テレビは「LEX8」シリーズと名付けられており、3D表示にも対応した最上位モデルとして展開。ベゼル幅も1.25cmという狭額縁仕様となっている。

 LEDバックライトは「Micro Pixel Control」と呼ばれるエリア駆動に対応。クリアで滑らかな表示を行なうという高画質化技術「NANO Lighting Technology」も導入されている。パネルは4倍速駆動の「TruMotion 400Hz」。大型液晶モデルとして、72型の「LEX9」シリーズも展示予定。


3D表示に対応したプラズマ「PX950N」

 プラズマテレビでは180型の試作機を展示。3D表示にも対応する。さらに、3D表示に対応した「PX950N」も展示。世界初という「3D THX認証」を取得したというモデルで、最高600Hzのサブフィールド駆動を実現しているのが特徴。動きの激しいシーンでも、滑らかで、残像の少ない表示が行なえるという。

 PX950Nは3D静止画撮影用のフォーマットであるマルチピクチャーフォーマット(MPF)にも対応。3D対応カメラで撮影した静止画を3D表示することもできる。


デジタルチューナとHDDを搭載し、録画も可能な3D対応BDレコーダ「HR550」

 3D再生対応のBDレコーダ/プレーヤーも用意。「HR550」はデジタルSTBのチューナとHDDを内蔵し、放送の録画が可能。BD590はHR550と同様の機能を持ちながらHDDを省いたモデル。BX580は3D再生に対応したプレーヤー。いずれのモデルも映像配信のNetCastやDLNAにも対応する。

 ほかにも、2010年のInternational CESで展示された3D投射対応のプロジェクタ「CF3D」も展示。単一の投射レンズで3D投写が行なえるのが特徴。さらに、壁掛けも可能なシアターシステムや、サウンドバータイプのサラウンドシステムなどが展示されるという。



(2010年 8月 30日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]