Explay、世界最小のレーザープロジェクタ用エンジン

-6.7㏄/薄さ7㎜。最小サイズで低消費電力


 ピコプロジェクタ向け光学エンジンを開発・販売しているExplay Japanは16日、世界最小とする体積6.7㏄/薄さ7㎜の超小型レーザープロジェクタ用光学エンジンを開発したと発表した。

 9月から一部のデジタルカメラメーカー向けにサンプル製品の販売を始めており、2011年2月より製品版を出荷開始予定。主な用途としては携帯電話やデジタルカメラ、PCなどを想定しており、レーザー光を使った3次元計測器などの産業用途にも販売予定だという。

開発されたプロジェクタ用光学エンジン最小サイズで、最小消費電力を誇る

 開発したサンプル製品は、解像度が852×480ドット、明るさ14ルーメンで消費電力1.8W(光学エンジン部1.3W/制御回路部0.5W)を実現。高出力レーザーを使った20ルーメンモデルも同時に発売するという。

 投写サイズは7~70型で、投写距離は20~200㎝。独自技術によるレーザー光の調整で表示画像のスペックリング(ちらつき)を大幅に低減。JIS規格クラス1という安全性の高いレーザー光で、高精細な画像を投写できるとしている。

 さらに、2011年後半の製品化を目指すという次世代品では、解像度WXGA、明るさ25ルーメンへの機能強化を計画している。



(2010年 9月 16日)

[AV Watch編集部 中林暁]