オーテク、「ATH-PRO700MK2」などDJ用ヘッドフォン2機種

-「ATH-PRO5MK2」も。BoA/Sascha/DJ TARO登場


同社CMキャラクターのBoAさんが「ATH-PRO700MK2」を装着

 オーディオテクニカは、DJ用ヘッドフォンの新モデルとして、「ATH-PRO700MK2」と、「ATH-PRO5MK2」の2モデルを11月19日に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は「ATH-PRO700MK2」が17,000円前後、「ATH-PRO5MK2」が7,000円前後。

 これらの新製品は7日に行なわれた同社の新製品発表会で披露され、発表会には同社CMキャラクターであるBoAさんや、同社ヘッドフォンを愛用しているという、J-WAVEなどで活躍中のSascha(サッシャ)氏や、DJ TARO氏も参加した。



■ ATH-PRO700MK2

 DJプレイのための音質や装着感を突き詰めたというモデルで、専用設計の高耐入力、高音質の53mm径ドライバユニットを搭載。DJ用の機能として、ハウジングが50度/90度に回転する機構を備えている。

 ハウジングは密閉型。出力音圧レベルは106dB/mW。最大入力は3,500mW。再生周波数帯域は5Hz~35kHz。インピーダンスは38Ω。

ATH-PRO700MK2

DJ TARO氏は実際に装着し、DJプレイを披露した

 ケーブルを除いた重量を約305gと軽量化しており、長時間のDJプレイでも負担が少ないという。さらに、ケーブルをネジ留めの着脱式としており、DJプレイ時にはカールコード、ポータブルヘッドフォンとして使う場合はストレートケーブルといった、使い分けができるようになっている。ケーブルは片出し。

 製品には1.2mのカールコードと、ストレートケーブルの2本を同梱。キャリングポーチなども付属する。接続プラグはステレオミニで、標準プラグへの変換コネクタを同梱する。




■ ATH-PRO5MK2

 迫力の重低音再生が可能というDJヘッドフォン。カラーはブラック(BK)、カモフラージュ(CM)、シルバー(SV)の3色を用意する。

ATH-PRO5MK2。ブラックモデル

シルバーモデル

迷彩柄のカモフラージュモデル

 ドライバは新設計の44mm径。高磁力マグネットを採用している。ハウジングは密閉型で、180度反転モニター機構を採用している。

 出力音圧レベルは98dB/mW。最大入力は1,300mW。再生周波数帯域は10Hz~25kHz。インピーダンスは38Ω。ケーブルを除いた重量は約250g。

 ケーブルは片出し、1.2mのカールコード。接続プラグはステレオミニで、標準プラグへの変換コネクタを同梱する。

シルバーモデルの装着イメージハウジングは180度反転するヘッドアームを上から見たところ



■ BoAさんらが発表会に参加

左からDJ TARO氏、BoAさん、Sascha氏
Sascha氏が発表会の司会を担当した

 発表会の司会はSascha氏が担当。さらに、DJ TARO氏が「ATH-PRO700MK2」を実際に装着してDJプレイを披露。その音楽に合わせて、モデルが各種新製品を装着しながら登場するという形式で行なわれた。

 DJプレイだけでなく、ラジオのパーソナリティーとして長時間ヘッドフォンを装着している事が多いという両氏は、ヘッドフォンの所有数も多く、オーディオテクニカのヘッドフォンも多く使ってきたとのこと。

 ヘッドフォン選びで重視するポイントとしては、「装着感の良さ」や「長時間装着しても負担が少ない軽さ」、「遮音性の高さ」などを挙げ、今回の新製品がそれらの要素を満たしている事を賞賛。特にDJ TARO氏はケーブルの着脱が可能な「ATH-PRO700MK2」を気に入った様子で、断線した場合も容易に交換ができるメンテナンス性の高さもアピールしていた。

 さらに、特別ゲストとしてオーディオテクニカのCMキャラクターを務めるBoAさんが登場。BoAさんも日頃、同社のヘッドフォンを仕事/プライベート問わずに愛用しているとのことで、音のクリアさや遮音性の高さなど、魅力を紹介。さらに、コンサートでは彼女専用にカスタマイズしてもらったという、オーディオテクニカのマイクを愛用。底部にキラキラと光るストーンをあしらったもので、実物も披露された。

 冒頭には松下和雄社長も登壇。販売拠点が近々に加わる神戸を合わせ、国内24カ所、海外13カ所に増加している事や、デジタルオーディオプレーヤーの普及により、関連機器を多く手掛ける同社の業績が上昇傾向にある事などを説明。「来年3月にはリーマンショック前の水準まで戻せる」と、業績の見通しを示した。


BoAさんのトークショーも行なわれた写真のマイクが、BoAさんようにカスタマイズされたもの。コンサートでは2時間ほどマイクを握り続けることになるが、非常に持ちやすいという
松下和雄社長も登壇同社のホームページでショートストーリーのアニメを公開しているタイのアーティスト、ウィスット・ポンニミット氏も参加。「(オーディオテクニカの)スタッフさんは皆優しくて、家族みたいな感じ。ヘッドフォンの音も柔らかくて、暖かい音」と魅力を語り、「そんなオーディオテクニカを応援したいと思いながらアニメをつくっています」と語った

(2010年 10月 7日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]