オヤイデ、リン青銅のオーディオ用インレット
-2,100円の「Power Inlet R」
オーディオ用インレット「Power Inlet R」 |
「オーディオ&ホームシアター展 in TOKYO 2010」(音展)で展示されたもの |
オヤイデ電気は、オーディオ用インレット「Power Inlet R」を12月8日に発売する。価格は2,100円。
電源ケーブルを接続するインレットの単品パーツ。一般的なインレット取付孔(20×27.5 R4)に組込み、M3ナベネジ2本で固定する。質量は13.5g。
本体樹脂に、耐久性・防振性に優れた30%ガラスフィラー入りのPBTを採用。熱に強く、変形・破損が生じにくいため、ハンダ付けが容易だという。
さらに、ブレード部にはリン青銅を採用。インレットへの採用例は世界初としている。ブレードの成形はリン青銅板からの削切で、プレス成形と比べて金属ストレスが生じにくく、歪み感のない音質を実現したとする。
ブレードの外部露出側は、バフがけ職人によるハンドポリッシュで研磨。IECコネクタとの密着度が増し、導通改善を図っている。内部側は研磨せず、僅かな凹凸を残すことでハンダの食いつきを良くしている。また、ブレード自体にプラチナとパラジウムによる2層メッキを施した。
ブレード内部側の接続は、ハンダ付け以外に、ファストン端子の勘合にも対応。また、φ2.6の丸孔を設け、3.5スケアまでの撚り線、またはφ2.6までの単線を通すことができる。
(2010年 11月 26日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]