ケンウッド、iPod対応で約12,000円の1DINオーディオ

-USBメモリ他のMP3/WMA/AAC再生にも対応


上のU373はブルー/グリーンに、U373Rはレッドに光るイルミネーションを備えている

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランド車載オーディオとして、1DINサイズのセンターユニット3機種を発売する。「iPod専用キー」を備えたU373とU373Rは、11月上旬発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は12,000円前後。「オーディオファンクションキー」を備えた「U474」は、12月上旬発売で13,650円。

 U373とU373Rの違いはフロントパネルのイルミネーションカラーで、U373はブルー/グリーンに、U373Rはレッドに光る。「U474」は質感の高いドレスパーツやホワイトイルミネーションを採用している。

 いずれのモデルもCDドライブとUSB端子を備えたセンターユニット。AM/FMチューナも備えている。フロントパネルにステレオミニの入力とUSB端子を備えて、iPod付属のケーブル、もしくは別売の接続ケーブル「KCA-iP102」(2,100円)を使い、iPhone/iPodのUSB接続が可能。センターユニットから操作できるほか、iPhone/iPod側でも操作できる「コントロールハンドモード」も備えている。


質感の高いドレスパーツやホワイトイルミネーションを採用した「U474」

 iPhone/iPodの充電も可能で、最大5Wの高速充電にも対応。対応機器は第1~4世代iPod touch、iPod classic、iPod video、第1~6世代iPod nano、iPhone 3G/3GS/4。iPod videoおよびiPod nano第1世代では、コントロールハンドモードは使用できない。

 USBメモリなどに保存した音楽の再生も可能。音楽ファイルはMP3/WMA/AACに対応。USBからの1A出力が可能で、500mAバスパワーでは動作しなかった大容量HDDなども利用できるという。USBデバイス再生モードでは、フォルダのアップ/ダウン機能を使い、楽曲が収録されたフォルダにアクセスできる。

 小音量再生時に掻き消されがちな低音と高域を増強し、フラットな聴感が得られるという「LOUDNESS機能」も搭載する。搭載アンプの定格出力は、いずれのモデルも30W×4ch(4Ω)。

 「U373/U373R」のみに搭載している機能として、CDやラジオを使用中でも、すぐにiPodソースに切り換えられる「iPod専用キー」を装備。iPhoneやiPodの再生中に押すと、コントロールハンドモードのON/OFFが切り替えられる。

 「U474」独自機能は「オーディオファンクションキー」で、音楽再生中に同機能を呼び出し、好みの音に調整できる。


(2011年 10月 11日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]