【CES】ゼンハイザー、オープン型の上級機「HD700」
-オーディオテクニカは50周年モデルなど
CESのメイン会場となるLVCCでオーディオ系メーカーが集まっていたサウスホールだが、今年は若干その数が減ったようだ。ただし、ゼンハイザーやオーディオテクニカなどのヘッドフォンメーカーは引き続き、サウスホールに出展している。
■ ゼンハイザー
ゼンハイザーブース |
ゼンハイザーは、オープン型ヘッドフォンの上位モデル「HD700」を発表した。3月の発売を予告しているが、日本で同時期に発売されるかどうかはわからないという。
同社のフラッグシップモデル「HD800(実売15万円)」のノウハウなどを盛り込んだオープン型のダイナミックヘッドフォン。価格は999ドル。振動板は40mm径Duofolで、再生周波数帯域は10Hz~42kHz、出力音圧レベルは102dB。インピーダンスは150Ω。ケーブルは着脱可能で、ケーブル長は3m。プラグはステレオ標準。
HD800とデザインに共通点が多いものの、バッフル部の大きさなどはかなり異なっており、カラーリングもダークシルバー系となったため、実際にうける印象はかなり異なっている。
会場でも展示機だけでなく、試聴ブースも設けており、HD800との比較のほか手持ちのプレーヤーでも聴くことができるとあって、人気を集めていた。
HD700 | HD800と比較するとデザインイメージは踏襲しているものの、かなりの違いが感じられる |
HD700 | HD700のイヤーパッド | ケーブル部 |
Amperior |
また、DJヘッドフォン「HD25」の後継モデルとなる「Amperior」も3月より発売。価格は350ドル。カラーはシルバーとブルーの2色を用意する。
小型の密閉型ヘッドフォンで、片耳モニターも可能。再生周波数帯域は16Hz~22kHz、出力音圧レベルは120dB、インピーダンスは18Ω。ケーブルは脱着可能で1.2mのケーブルが付属。iPhone/iPodコントロール用のリモコンも付属する。重量は190g。
ヘッドバンドも可動 | ハウジングはHD25のイメージを踏襲 | Amperior(blue Version) |
■ オーディオテクニカなども出展
50周年モデルなどヘッドフォン新製品を展示 |
オーディオテクニカもサウスホールに出展。50周年記念モデルや、ノイズキャンセルヘッドフォンなど新イヤフォン/ヘッドフォンを多数展示。また、マイクや、USB接続対応のターンテーブルなども出展している。
ATH-CKW1000ANV | ノイズキャンセルヘッドフォン4モデルを展示 | AT-LP1240-USBでDJプレイデモ |
beyerdynamicブースには新製品はなかったものの、ポータブルヘッドフォン「T 50 p」の着せ替えモデル「T 50 p Manufaktur」などを展示していた。
T 50 p Manufaktur | カラフルなバリエーションを持つ新興メーカーの展示も目立った | SMS Audioはラッパーの50セントとのコラボモデルなど |
(2012年 1月 13日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]