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祝マイケル映画公開、重量盤に禁断の白盤!? イチバン音の良い「スリラー」レコード最強王決定戦

音のよいスリラーを求めていたら、こんなことに……

マイケル・ジャクソンの軌跡を描く映画「Michael/マイケル」が6月12日より全国公開されました。この機に、もう一度マイケル・ジャクソンの音楽に触れてみよう、それもレコードで聴いてみようという方も多いのでは? ということで、1億枚売れたとも言われているアルバム「スリラー」の中から、イチバン音の良い「スリラー最強王決定戦」を開催したいと思います!

「オフ・ザ・ウォール」の反省から生まれた「スリラー」

オフ・ザ・ウォール(1970年)

そもそも「スリラー」がどうして世界で最も売れたアルバムになったのでしょう。それは前作「オフ・ザ・ウォール」の反省から始まると言われています。

「オフ・ザ・ウォール」はクインシー・ジョーンズをプロデューサーに迎え、マイケル自ら楽曲のアイデアを出すなど、より彼がやりたい音楽を詰め込んでリリースした自信作でした。

セールスは最終的に1,000万枚を超えたのですが、ビルボードのアルバムチャートは3位どまり。第22回グラミー賞でベストR&Bヴォーカル・パフォーマンスしか獲得できなかった結果にフラストレーションが溜まったと自伝「ムーンウォーク」で語っています。

そこでマイケルは「史上最も売れるアルバムを作ろう」と決意。まず当時、流行でかつグラミー賞で評価が高かったAORに注目し、その代表であるTOTOのメンバーを召喚しました。

そして「ガール・イズ・マイン」や「ヒューマン・ネイチャー」といった極上のミディアムナンバーを作成。さらに縦ノリの音楽として「ビート・イット」「P.S.Y」を用意。もちろん従来のR&B系ディスコナンバーも取り入れ、さらにポール・マッカートニーやエディ・ヴァン・ヘイレンを召喚して、白人音楽の要素も織り交ぜました。

こうして全方位的といいますか、音楽の幕の内弁当ともいえるアルバム「スリラー」が完成し、1982年12月1日にリリースされました。ですが、発売当初はセールスが彼が思うほど伸びなかったようです。

ビリー・ジーン(1983年)

翌年1月に、シングルカット第2弾としてビリー・ジーンを発売。3月にビルボード誌のシングルチャートで1位を獲得しました。そして1983年5月に行なわれたモータウン25周年コンサート。多くのアーティストが自身の代表曲を披露する中、マイケルは新曲であるビリー・ジーンをセレクト。しかも途中でムーンウォークを初披露し、一気に話題を集めました。プロモーションとして成功したのです。

この前後から、マイケルはMTVを重視していました。つまり音楽と映像のメディアミックスに力を入れ始めたのです。

ですが、ビリー・ジーンでソニー側が用意したミュージックビデオの制作費を使い果たしてしまったのです。すると彼は自費でビート・イットのミュージックビデオを制作。ドラマ仕立てとしたこと、初めて集団ダンスを取り入れたことが話題を集め人気爆発。シングルとアルバムのセールスが伸びます。

しかし、気を良くしてスリラーのミュージックビデオの制作に取り掛かろうとしたところ、その莫大な費用に頭を抱えることに。そこでMTVにメイキングビデオの販売権を条件に資金を引き出し、13分間の大作を完成させます。

それを公開するや1週間でアルバム100万枚、ミュージックビデオも数カ月で100万本を販売。その後も勢いは止まらず。アルバム収録曲9曲のうち7曲がシングルカットされ、その全ての楽曲が全米チャートでトップ10入り。第26回グラミー賞では、史上最多となる8部門を制覇したのでした。

さて、アルバムが出たのはCD発売元年の1982年。とはいえCDは未だ普及していないので、レコードで聴くのがスリラーの正しい聴き方ではないかと不肖は思います。

ちなみにマイケル・ジャクソンは、最後のスタジオアルバムである「インビンシブル」(2001年)までレコードもリリースしていました。つまりマイケルのソロアルバム全10作、すべてアナログ盤でコンプリートできます。そこから拡大解釈し、不肖は「マイケル・ジャクソンはアナログで愉しむべし」が持論だったりします。

ですが、それが沼でもあったのです……。

日本人が最も親しんだ日本盤

スリラー日本盤(1982年/25・3P-399/マトリクス:A2/B2)

不肖が最初に手にした「スリラー」のレコードは、中古店で見かけた国内盤でした。価格は1,000円もしなかったと思います。今でも1,000円や2,000円で手に入るのではないでしょうか。恐らく日本で最も流通したであろうレコードです。

ジャケットの裏側
一番下に日本語が。ちなみに当時の定価は2,500円でした

日本盤か否かは、ジャケットの裏側を見ればスグにわかります。だって下に日本語が書かれているのですから……。もちろん帯がついた盤もありますので、それで判別もできます。

レコードジャケットの内側と、同梱されたブックレットと解説のリーフレット

レコード盤のほか、彼のプロフィールや英語歌詞と和訳が書かれたブックレットと楽曲解説が書かれたペーパーが入っていて、「CDと違って文字が大きくて見やすいなぁ」「写真が綺麗だなぁ」と思ったものです。

レーベル面
A面のランアウトには25・3P-399 A2の刻印
B面のランアウトには25・3P-399 B2の刻印

レーベルにはJASRACやEPIC SONY INC.TOKYO JAPANの文字。ランアウトには「25・3P・399 A2/25・3P・399 B2」のマトリクス刻印が刻まれています。

マトリクスとは、簡単にいえばラッカー盤の管理番号のようなもの。レコードはラッカー盤からスタンパーが作られ、1,000枚~2,000枚(現在は800枚程度)プレスしたら、そのスタンパーは使えないと言われています。よってスリラーのような大ヒット盤になると、ラッカー盤の数は数えきれないほどに……。

針を降ろした瞬間、明らかにCDとは異なる勢いのある音が飛び出します。当時「やっぱレコードだわ」と悦に入ったものです。ここで終わればよかったのですが、残念ながらそうなりませんでした……

US盤を買えば正解だと思った時期がありました

「アメリカで生まれた音楽だから、US盤を聴くのが正義」という言葉を聞いたことありませんか?

当時、オリジナル盤信仰者ではなかったのですが、やっぱり気になってしまう年頃でもあり……。そんな時、中古レコード店でいつものようにエサ箱をつついていたら、「USオリジナル盤」と書かれたレコードを見つけてしまったのです。当時4,000円程度だったと思います。今でも6,000円あれば買えると思います。

スリラーUS盤(1982年/QE 38112/マトリクス:2ED/3D)

とりあえず購入し、日本盤と比較。ジャケットをよく見ると、日本盤の黒が緑がかっているようです。これは比較してわかったことです。

US盤のレーベル面
A面のランアウトには、手書きでPAL 38112-2EDの刻印
B面のランアウトには、手書きでPBL 38112-3Dの刻印

レーベルの文字が日本盤と違うフォントで、しかもクッキリ。マトリクスはA面がPAL38112-2ED、B面がPBL38112-3Dと刻まれています。中を見るとブックレットは無く、歌詞がかかれた内袋程度。「なんか素っ気ないなぁ」と思いながら針を降ろしてビックリしました。「全然違うじゃないか」と。

まず日本盤より収録レベルが低く柔らかで優しいタッチ。それに比べて日本盤は、メリハリを強めた印象。いっぽうでUS盤は少し音抜けが悪くイマイチな気分にも。「日本盤は日本盤でイイし、でも正解はUS盤なのかなぁ」と、聴けば聴くほど謎が謎を呼ぶ展開に……。

モノは試しに買った25周年記念盤

これまた中古レコード店で漁っていた時のこと。エサ箱の中に見慣れないモノがありました。それが2008年に登場した25周年記念盤でした。

スリラー25周年記念盤(2008年/88697233441/マトリクス:A/B)

手にとるとズッシリと重い2枚組で、1枚目はスリラーと同じで、2枚目は他アーティストによるリミックスが収録されています。

2枚組なので、他のジャケットの裏とは書かれている内容が異なります
ジャケットを見開くとゾンビたちがいっぱい。最初驚きました

ジャケット写真は解像度が粗く白飛びした印象。見開きジャケットを開いてみると、有名なゾンビに囲まれたマイケルの写真でちょっとビックリします。内袋に歌詞が書かれているのはUS盤と同じですが、カラフルで厚手の紙が使われています。

レーベルの色が異なります
A面のマトリクスは1A。その隣にSTERLING刻印が入っています
B面のマトリクスは1B。こちらにもSTERLING刻印が入っています

いわゆる重量盤で、マトリクスはAとBのみ。STERLING刻印が入っているので、マスタリングスタジオはSterling Sound社ではないかと想像します。

「STARLING刻印が入っているということは、期待していいのかな」と思い針を降ろしたのですが、やや高域優勢で。かつベースラインが膨らみがちの音にガッカリ。音の抜けもイマイチよくなく、1度聴いて封印しました……。

日本盤の上位互換といえるマスターサウンド盤

スリラーの沼にハマり始めた頃、エサ箱にマスターサウンド盤を見つけてしまいました。

スリラー・マスターサウンド盤(1984年/30·3P-431/マトリクス:A2/B2)

マスターサウンド盤とは、当時(80年代前半)最先端の技術を駆使して制作されたレコード。カッティング、プレス、メッキ、素材を改良し、従来のレコードよりクリアな音質を再現しているそうです。「まぁモノは試しに」と想いきや、これが1万円近い値段で一瞬躊躇。ですが買ってしまうのが人という生き物です。

三方背ケースでイイモノ感がいっぱい

三方背ケースな上に、日本盤らしくブックレットや解説ペーパー、そして高級な内袋と豪華絢爛。「さすが高級盤」とニンマリです。

デジタルマスタリングというロゴが入ったレーベル面
A面のランアウトには30·3P-431A2の刻印
B面のランアウトには30·3P-431B2の刻印

期待して針を降ろすと、高域の抜けがよく、低域には厚みがあり好印象。リバーブの音の消え際などに「さすが高音質盤」と思わせるところがあります。

ですが、基本的に音の出方は日本盤に近く、日本盤に聴きなれた耳には「断然コッチ!」と断言できるのですが、US盤と比べると「これでいいのか?」とも……。

封印された40周年記念盤

US盤を聴いたり、マスターサウンド盤を聴いたりとウロウロしていた2022年。突如40周年記念盤が発売のアナウンスが届きました。40周年って中途半端だなぁと思いながら、タワーレコード渋谷店で予約したのを覚えています。価格は6,500円位でした。

40周年記念盤・EU製(2022年発売/1965874511/マトリクス:A/B)

入荷連絡を受けて手にして驚きました。通常ならジャケットの内側にいる虎の子が表にいるではありませんか。写真の解像度もイマイチで「うーん……」と残念な気持ちに。ちなみにこの盤はEUとUSでプレスされているようで、不肖が手にしたのはEU盤です。

40周年記念盤は内側のジャケットも異なる

ジャケットの内側は、当時の写真のコラージュ。内袋は発売当時のような、歌詞が印刷されていました。

40周年記念盤のレーベル面
A面のランアウト
B面のランアウト

マトリクスを見るとAとBしか見当たらない様子。Aの書き方が独特で、よく見かけるのですがイマイチよくわかりません。盤は結構厚めで硬い印象です。

その音はというと、ヌケが悪く情報量も少ない印象。「レコードって、温かみがあって、どこか懐かしい」というステレオタイプの意見を具現化したかのようでションボリ。こちらも25周年盤同様、封印することに……。

失意のモービル・フィデリティ・ワンステップ盤

40周年イヤーに合わせて、高音質レーベルで知られるモービル・フィデリティからスリラーが出ると聞いた時は、期待に胸が高まりました。当然、お買い上げです。ちなみにお値段は2万2,880円!

モービル・フィデリティ・ワンステップ盤(2022年/ UD1S 1-042/マトリクス: UD1S 1-042 A18 KW @MoFi/UD1S 1-042 B22 KW @MoFi)

いっぽうで「オリジナル・アナログ・マスターテープからリマスターを行ない、 高音質RTIプレスによる、全世界4万枚限定のシリアルナンバー入りUltraDisc One-Step/33回転/180g重量盤の1LP」という謳い文句に「またリマスター盤か……」とも。ちなみにUltraDisc One-Stepというのは、製造工程の一部を減らして、より高音質にした、という物と理解して頂ければと思います。

一度DSDに変換しているようです

さすがにマスターテープを持ち出すことは許されなかったようで、いったん11.2MHz DSDに変換している模様。それを売ってくれればいいのに……。ちなみに2.8MHzのDSDは販売されていて、これが結構よかったりします。

こちらも三方背ジャケットで豪華絢爛

さすが2万2,880円! とにかく豪華です。愛好家の気持ち、わかってますね!

レーベル面
A面のマトリクスは UD1S 1-042 A18 KW @MoFi
B面のマトリクスはUD1S 1-042 B22 KW @MoFi

いわゆる重量盤でシッカリとした造り。マトリクスは、A面がA18、B面がB22。4万枚作るとなると、マトリクスの数も2ケタになるんだなぁと思いました。

その音はというと、鮮度感はマスターサウンド盤に近い印象で、なるほど製造工程を変えると解像度が上がるのかと納得。いっぽうで高域寄りのバランスで、低域はかなりタイト。

「ビリー・ジーン」のベースは「薄いなぁ……」と感じましたし、何より音がスピーカーから離れづらい傾向。これを聴くならマスターサウンド盤の方が好みなので飾ることにしました。いわゆる封印です。

遂に大当りを発見!USオリジナル・プロモーションカード付き

ここまでの状況を整理すると、リマスタリング盤の3枚は全て封印。日本盤とマスターサウンド盤は、US盤にくらべるとヤリスギのバランス。かといってUS盤はちょっと大人しく音ヌケがイマイチ……という状況。

満足できるスリラーは無いのか?と思っていたところ、「やっぱり1マト(初期に作られた盤のこと)じゃないとダメでしょ」と天から啓示を頂きました。

そんな折、消息筋から「プロモ盤セール」にスリラーが登場するという一報が。プロモ盤(白盤)は、かなり初期にプレスされるのが一般的なので、確実に1マトが手に入るというわけです。「これは逝くしかない」と想い、朝から並んでゲットしました。

スリラー・USオリジナル盤、プロモーションカード付き(1982年)

お値段なんと3万5,000円! さすがに躊躇しましたが、その場でPayPayしました。そして中を開けてビックリ。レーベル面がプロモ盤特有の白ではなく、普通のレーベルではありませんか。

宣材写真らしきもの
説明文らしいですが、英語なのでワカリマセン

中からは宣材写真と数枚の紙。「これが入っただけで3万円も値段が上がるのか!」と、独り「やっちまった……」と大反省。

ジャケット裏側。ちょっと異変に気付きませんか?
左がプロモーションカード付きの盤、右がUS盤(2マト)

ジャケットの裏側を見て「あれ?」と思いました。一番下の行がプロモーションカード付きの盤は2行であるのに対し、他の盤は3行ではありませんか。よって、2行だった場合は初期の盤である可能性は、かなり高いといえそうです。

プロモーションカード付き盤のレーベル面
A面のマトリクスは1F
B面のマトリクスは1G

マトリクスは1F/1G。キマシタ! 1マトです!! 初期盤です。

期待と不安を抱きながら針を降ろすと……キマシタ!! 大アタリ! 全体的な音のバランスはUS盤2マトに近いのですが、音の抜けと勢いは断然1マト。それはマスターサウンド盤にも近く、早い話がいいとこ取りといった感じ。これですよ。これがスリラーなのですよ。

1マトと2マト以降のUS盤を「USオリジナル盤」として扱う店舗が多いですが、不肖は1マトこそ「USオリジナル盤」であると定義したいと思います。

そして読者諸兄の皆様にお伝えしましょう。

スリラーのレコードを買うなら、USオリジナル盤の1マトを入手されることをオススメします。プロモーションカード付きの盤はともかく、普通のUS 1マトなら1万円を大きく下回る金額で取引されていますから。

マトリクスにこだわった末路は……

普通の人はココで終わり。いや、終わらせなければイケマセン。ですが不肖は思いました。「1F/1Gでこの音なら、もっと初期の盤はもっと良いのでは?」と。

こうしてUSオリジナル盤の中から最初期にあたる1A/1Bマトリクスを探す旅が始まりました。

やり方は簡単。ディスクユニオンのサイトを見て「USオリジナル」と見たら、とりあえず店舗受け取り注文。店頭でマトリクスを確認して「ゴメンナサイ」を繰り返すだけ。流石に店員さんに覚えられてしまいました。併せて通販やオークションで1マトを買っては売却の繰り返しです……。

1Aマトリクス
1Bマトリクス

そして遂に見つけたのです。1A/1Bマトリクスのスリラーを! もう手が震えましたよ。入手価格は約6,000円。ですが、それまで幾ら使ったことか……。

恐らく世界で初めて作られたスリラーのレコード。その音はというと「プロモーションカード付きの1マトよりも大人しい印象」というもの。どちらかというと2マトに近い感じで「え?」と驚き。

それでも鮮度感や解像度などはマスターサウンド盤に近いものがあり、結果「少し柔らかめの音がスリラーなのだろう」という結論に達しました。でも、普段聴いているのは、プロモーションカード付きの盤なのですけれども。

お気に入りの音楽だからこそ、ベスト・オブ・ベストを探す

不肖はオリジナル盤の1マトが良かったという結論を得ましたが、それはあくまで不肖の中での話。人によっては「〇〇盤の方がよい」と判断されるのも不思議ではありません。

そもそも全てのレコードがオリジナル盤の方が好ましい、というわけではありません。リマスタリング盤や国内盤の方が好ましい、ということだって十分にありうる話ですし、そういうレコードはいっぱいあります。

お気に入りの音楽こそ、買ったから満足するのではなく、自分にとって最高の1枚を探されてはいかがでしょうか。

〇〇盤を手に入れたから終わりではなく、そこをスタート地点に音のよい個体を探すというのは大変なことです。気長に楽しみながら、最高の1枚を探してみてください。きっと生涯にわたって最高の宝物になること間違いありません。

スリラーUSオリジナル/マトリクス:1A/1B
栗原祥光

自動車評論家/オーディオ評論家。2026-2027日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。オーディオ好きが昂じステレオサウンド社に潜り込み、そのまま編集部員へ。その後、KADOKAWAで東京ウォーカー等の情報誌の編集に従事した後、独立。現在はフリーランスとして活動している。自宅ではアルテック/DIGと、マルチアンプ化したJBL/パラゴンを愛用。 https://x.com/yosh_kurihara