Corel、RoviからRoxio事業を買収へ
-Roxio CreatorやToastなど7製品
Corelは米国時間の12日、Roviが所有するRoxio製品シリーズを買収するための正式契約に入ったと発表。Roxio CreatorやToast、CinePlayer DVD Decoderなどが含まれており、契約は2月中に完了する予定。買収金額などは公表されていない。
買収が予定されている、Roxio製品シリーズは以下のとおり。
- Roxio Creator (動画編集やオーサリング、バックアップなどの統合ソフト)
- Roxio Toast (Mac版のマルチメディアツールキット)
- Roxio Game Capture (PCやゲーム機のプレイ動画を記録するソフト)
- Roxio Easy VHS to DVD (VHSなどのアナログビデオをDVD化)
- Roxio CinePlayer DVD Decoder (Windows Media PlayerでDVDを再生するためのデコーダ)
- Roxio BackOnTrack Suite (バックアップソリューション)
- Roxio Secure (光学メディア/USBフラッシュメモリ用の暗号化ツール)
買収により、Corelは製品ラインナップを拡充。自社のグローバルインフラを活用し、Roxio製品を新しいマーケットに向けて幅広く流通させる予定。また、CorelとRoxioの小売、およびオンライン販売網、OEM企業との連携などを組み合わせることで、「大きなチャンスを得られる」としている。
Corelのグローバル マーケティング担当上級副社長Shawn Cadeau氏は、「デジタルメディアのカテゴリにおいて、完璧なマルチメディア・スイートを取得することになり、Mac用にも新たな製品を提供できる。WinZipでは、新しいデータ保護やセキュリティソフトウェアを備えたツールとして製品を展開できるようになる」とコメントしている。
(2012年 1月 18日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]