'11年の音楽ソフト年間生産数量が、6年ぶりに前年超え

　日本レコード協会(RIAJ)は20日、2011年12月度のレコード生産実績を発表した。音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオ合計)生産実績は、数量が前年同月比140%の2,951万2,000枚・巻、金額が同129%の338億8,300万円で、共に前年同月を上回る実績となった。

　また、2011年1～12月累計の音楽ソフト生産は、数量で前年比101%の2億5,967万枚・巻、金額が同99%の2,818億4,800万円となり、6年ぶりに数量が前年を上回った。CDシングルは昨年に引き続いて好調で、数量が前年比123%、金額が同116%となり、2年連続の前年超えとなった。

　同統計は、協会員社の報告をもとにしたもの(非会員社からの販売受託分を含む)。12月実績のうち、数量の内訳は、シングルCD(8cm、12cm)が前年同月比178%の575万9,000枚、12cm CDアルバムは同117%の1,494万6,000枚、アナログディスクが2万8,000枚(同148%)、カセットテープは15万3,000巻(同69%)。

　SACD、DVDオーディオ、DVDミュージック、MDを合わせた「その他」は、前年同月比417%の8万4,000枚。また、「音楽ビデオ」に含まれるDVDは、前年同月比172%の815万3,000枚。