オーテク、7,350円のカートリッジ「AT100E」

-伝統のAT100シリーズ。VM型


カートリッジ「AT100E」

 オーディオテクニカは、カートリッジ「AT100E」を2月24日に発売する。価格は7,350円。

 VM型(デュアルマグネット)のステレオカートリッジ。同社伝統のAT100シリーズを継承したモデルで、「アナログカートリッジ全盛期にレコードに親しんだ団塊の世代が定年を迎える時代となり、再びアナログ回帰の兆しがあるなかで、そのニーズに応えるべく開発した」(オーディオテクニカ)という。

 2本のマグネット振動子をV字状に配置して振動系の性能を高め、レコードに音溝を刻み込んだカッターヘッドと相似で理想的な動作を実現するという。また、コアの継ぎ目がなく、磁気損失が少ないパラトロイダル発電系を採用。高い発電効率も特徴としている。

 また、2枚のコアを積層することで高域特性も改善。左右の発電系をセンターシールドプレートでセパレートする事で、電気的なクロストークも低減している。コイルにはPCOCC材を採用する。

 再生周波数範囲は20Hz~20kHz。出力電圧は4.5mV(1kHz、5cm/sec.)。チャンネルセパレーションは27dB(1kHz)。出力バランスは1.5dB(1kHz)。針圧は1.0~1.8g(1.4g標準)。コイルインピーダンスは2.3kΩ(1kHz)。カンチレバーはアルミニウムパイプ製。垂直トラッキング角は23度。外形寸法は16×28.2×17.3mm。重量は6.5g。



(2012年 1月 26日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]