LoiLo、編集/書き出しを高速化した「LoiLo Scope 2.5」
-合成に便利なカラーキー、ストップウオッチ表示も
LoiLoは9日、動画編集ソフト「LoiLo Scope」の最新バージョン、「LoiLo Scope 2.5」を発売した。価格はダウンロード版が9,800円、パッケージ版が17,640円。H.264動画編集時のプレビューや、動画出力を高速化している。対応OSはWindows XP/Vista/7で、32bit/64bitの両方に対応する。
第2世代/第3世代のIntel Coreプロセッサーを使い、60秒のAVCHD動画をMP4に変換した速度比較。QSVはQuick Sync Videoの略。テスト用PCの詳細スペックは、LoiLoのニュースリリース(PDF)に記載されている |
新バージョンの特徴は、IntelのMedia SDK 2012に対応したこと。第3世代のIntel Coreプロセッサ・ファミリー搭載のPCで、AVCHD、MP4、MOVなど、H.264の動画編集時のプレビューが、従来以上にスムーズになったという。
さらに、編集後の動画出力も高速化。第3世代Intel Coreプロセッサを使った場合、実時間の4割で動画出力・変換ができ、AVCHDから高速にBlu-rayディスクを作成したり、スマートフォン用動画の変換を高速に行なう事などができるという。
また、新機能として、アフレコ機能を追加。タイムラインで編集しながら、音声を録音できるようになり、録音した音声の編集や音量調節も可能。
タイムライン編集中に、動画や静止画の特定色を透明にするカラーキー機能も追加。人物の切り抜き&合成などが手軽にできるようになる。
さらに、動画のある場面から、どれだけ時間が経ったかを示すカウントアップや、指定した時間内のカウントダウンを画面上に表示する「ストップウオッチテキスト機能」も用意。「スポーツの動画に活用できるほか、防災向けの避難用動画も作りやすい」(LoiLo)としている。
アフレコ機能を追加 | ストップウオッチテキスト機能 |
動画や静止画の特定色を透明にするカラーキー機能 |
オンラインへのアップロード機能では、YouTubeにおいて、認定されたユーザーのみが使用できる、20GB以内の容量で時間無制限のアップロードサービスに対応。通常ユーザー向けの2GB/15分時間制限のアップロードにも引き続き対応しており、15分を越える動画の場合は、LoiLoScopeが自動的に分割してアップロードしてくれる。
さらに、動画出力の設定に、第3世代iPadと、PS Vitaに最適な解像度設定も追加している。
(2012年 5月 9日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]