AudioQuest、27,500円のUSB DAC兼ヘッドフォンアンプ
-24bit/96kHz対応の「DragonFly」
DragonFly |
ディーアンドエムホールディングスは、米AudioQuestのヘッドフォンアンプ内蔵USB DAC「DragonFly」を9月下旬より発売する。価格は27,500円。2月の製品発表会では6月~7月の発売を見込むとしていた。
USBメモリサイズのDAC内蔵ヘッドフォンアンプ。「DragonFly」(トンボ)という製品名の通り、本体上部にトンボのシルエットがデザインされた「スマートLEDインジケータ」を搭載しており、アナログ出力のサンプリングレート(44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz)にあわせてグリーン、ブルー、イエロー、パープルの各色で光る機能を備えているのが特徴。スタンバイ時は赤く点灯する。
接続例 |
上位機種のCDプレーヤーやBDプレーヤーで採用されているという「24bit ESS Sabre」変換チップを搭載。また44.1kHz/88.2kHz用と、48kHz/96kHz用の2つに独立させた内蔵クロックを使用することでジッタを低減し、サンプリングレートを最適化して音質を向上させるとする。またUSBによる伝送時は「Streamlengthプロトコル」によるアシンクロナス伝送を使用し、タイミングエラーを大きく低減させているという。
USB端子の反対側にステレオミニのヘッドフォンジャックを備える。ヘッドフォンやアクティブスピーカー、パワーアンプを接続して、64段階のアナログボリュームコントロールで音量調節が可能。また最大音量でライン出力としてプリアンプやAVアンプに出力することもできる。
最小インピーダンスは12Ωで、最大出力は150mW。USBのバスパワーで動作し、対応OSはMac OS X 10.6以降とWindows XP/7で、Vistaには非対応としている。外形寸法は60×19×12mm(縦×横×厚み)で、重量は23g。
(2012年 9月 20日)
[AV Watch編集部 庄司亮一]