マスタードシード、ゲーム向けキャプチャユニット

HDMI/ハードウェアエンコーダ搭載。約18,800円


HD PVR 2

 マスタードシードは、PCと接続し、ゲーム機などの映像をキャプチャできるユニット「HD PVR 2」を11月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18,800円前後。

 USB 2.0でPCと接続し、PCに動画をキャプチャできる米Hauppauge Computer Works製のユニット。入力端子として、HDMI、コンポーネント入力端子を各1系統装備。ゲーム機の出力と接続し、ゲームプレイをキャプチャ使い方を想定している。ただし、HDMI入力に関しては、HDCPでコピーガードされた映像はキャプチャできない。

 製品には、PlayStation 3、Xbox 360、Wiiの出力コネクタを備えた、コンポーネント接続ケーブルを同梱。通常のコンポーネントケーブル、HDMIケーブル、USBケーブルなども同梱する。

 本体に録画操作スイッチを用意。パソコン画面でキャプチャ開始ボタンをクリックする必要が無く、「ここぞというタイミングで、録画の開始/停止を操作できる」という。


背面。HDMI入出力を備えている接続イメージ

 MPEG-4 AVC/H.264ハードウェアエンコーダを搭載しており、PC側の負荷を抑えながらキャプチャできるのが特徴。HDMI入力時は最大で1080/30p、コンポーネントでは1080/60iでのキャプチャが可能。AVCHDフォーマット(TS/M2TS)、MP4(MP4)形式での録画ができ、録画レートは1~12Mbps。

 なお、コンポーネント入力端子を使い、コンポジットやS映像を入力する事もできるが、S映像は別途変換アダプタが必要になる。

 音声は、映像がアナログ接続の場合、RCAのステレオ音声入力を使用。HDMI接続時はHDMIオーディオをキャプチャし、その場合はマルチチャンネルオーディオもサポートする。

 HDMIスルー出力も備えており、映像をモニタリングしながらキャプチャする事ができる。HDMI入力、コンポーネント入力のどちらでも利用可能。なお、HDMIスルー出力は、1080/60pまで対応する。ただし、前述のように録画ファイルは1080/30pまでとなる。

 キャプチャは、付属ソフト「ArcSoft ShowBiz」を使用。編集や出力も可能なオーサリング機能も備えており、DVDメディアへの書き込みや、YouTubeへのアップロードもソフトから行なえる。

 対応OSはWindows XP/Vista/7/8。7/8は32bit/64bitのどちらにも対応する。ファンレスで、電源はACアダプタを使用。外形寸法は152×152×38mm(幅×奥行き×高さ)、重量は340g。

 PC側のスペックは、デュアルコアCPU 2.0GHz以上、またはシングルコアCPU 3.0GHz以上。256MB以上のグラフィックメモリを搭載したグラフィックカード、サウンドカードなどが必要となる。



(2012年 11月 9日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]