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ソニー、ポスターにスマホをかざす「AR音楽フェス」実施

渋谷やBEAMS店舗など。好きな角度からライブ映像を鑑賞

特設サイト

 ソニーマーケティングは、スマートフォンを街中のポスターにかざして、音楽ライブのAR(拡張現実)映像が楽しめる「Headphone Music Festival」を、12月20日~2013年1月31日に実施する。

 「史上初のAR音楽フェス」とするもので、東京・渋谷のショップなど18カ所や、全国のBEAMS店舗などに掲示された「HMF“SmartAR”ポスター」に、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンのカメラをかざすと、参加アーティストによるライブ映像を様々なアングルで楽しめるというもの。

 ソニーのヘッドフォン製品の訴求を目的に実施。専用のAndroidアプリを13日より公開しており、スマートフォンのカメラ機能を使って楽しめる。ライブを聴くときの“推奨ヘッドフォン”として、「MDR-1R」(マスタリングスタジオ卓で聴くような緻密で鮮やかなサウンド)や、「MDR-XB900」(フェス会場メインスピーカー前のような重低音体感サウンド)、「XBA-40」(コンサートホールSS席のような全域に伸びやかなサウンド)の3機種を挙げている。

 映像スマートフォンのかざし方によって、アーティストに近づいたり、横から見ることも可能。「自分の好きな位置で自分の為だけに演奏してくれているかのようなステージを体感できる」としている。出演アーティストは、「androp」、「The Beatmoss」、「BOOM BOOM SATELLITES」、「N’夙川BOYS」の4組で、4種類あるポスターにスマホをかざすことで、それぞれの映像を観られる。そのほか、アパレルブランド「BEAMS T」とのコラボレーションにより、Tシャツの「ARマーカーフェスT」を、一部のBEAMS店舗で数量限定販売。なお、BEAMS店舗の一部に、上記の推奨ヘッドフォンも展示される。

ARライブの画面例(写真はBOOM BOOM SATELLITES)

 ポスターは、渋谷センタービルボードやO-EASTといった18カ所や、全国のBEAMS 18店舗、ソニーストア、銀座ソニーショールームに掲出する。期間は、渋谷の街頭が12月26日まで、ソニーショールームは2013年1月21日まで、それ以外は1月31日まで。

 ポスター掲示場所に行けない場合も、スペシャルサイトにアクセスしてPC画面上に表示されたポスターにAndroidスマートフォンをかざすことで、ARライブを屋外のポスターとは違ったアングルで楽しめるという。アプリが無くても、ARライブのイメージムービーを見ることが可能。

 上記期間中に、SNSのアカウントでログインすると「HMF OFFICIAL PASS」が発行される。これを作成した人の中から抽選で30名様に上記ヘッドフォンをプレゼントするキャンペーンも行なう。

 今回のARライブに使用されている「SmartAR」は、ソニーが開発したマーカーレス方式と呼ばれる画像認識を利用したAR技術。高速トラッキング技術により、対象物に高速/高精度で画像などの合成を行なえることが特徴。

推奨ヘッドフォン/イヤフォン。左から「MDR-1R」、「MDR-XB900」、「XBA-40」

(中林暁)