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ローランド、iPad対応/実売8,000円の小型USBオーディオ

「DUO-CAPTURE mk2」。最上位機「STUDIO-CAPTURE」も

 ローランドは5日、USBオーディオインターフェイスの新製品2モデルを発表。iPadと接続できるコンパクトモデル「DUO-CAPTURE mk2」を2月23日に、プロ向けのフラッグシップモデル「STUDIO-CAPTURE」を3月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はDUO-CAPTURE mk2が8,000円前後、STUDIO-CAPTUREが10万円前後。

DUO-CAPTURE mk2(iPadとの接続例)
STUDIO-CAPTURE

 「DUO-CAPTURE mk2」は、Windows/Macに加え、iPadとも接続可能なUSBバスパワー動作のオーディオインターフェイス。iPadとの接続には、別売のアップル「Camera Connection Kit」または「Lightning-USBカメラアダプタ」と、電源供給できるUSBハブが必要。

 24bit/48kHzまでの音声に対応。ステレオミニのライン入出力を各1系統と、標準ジャックのマイク/ギター兼用入力、ヘッドフォン出力を各1系統装備する。バンドルソフトとして、Windows用のDAWソフト「SONAR X1 LE」を同梱し、すぐに音楽制作が始められるという。外形寸法は81×119×31mm(幅×奥行き×高さ)、重量は130g。

 フラッグシップモデルの「STUDIO-CAPTURE」は、2Uサイズの本体に、2系統のHi-Z端子を含む16系統のアナログ入力と8系統のアナログバランス出力、同軸デジタル入出力を備えた製品。最高24bit/192kHzの音声に対応する。バンドの一発録りから、大規模な音楽制作環境まで幅広い用途で活用できるという。

 アナログ入力のうち12系統のXLR/TRSコンボジャックには、OCTA-CAPTURE/QUAD-CAPTUREにも搭載されているVS-PREAMPを装備。コンプレッサーには、V-Mixerシリーズの高品位なアルゴリズムを採用している。最大で16チャンネルの入力レベルを自動調整できるAUTO-SENS機能や、レイテンシーを抑えるストリーミング技術「VS STREAMING」も搭載する。「STUDIO-CAPTURE」2台を同時に使用して最大32入力/18出力も実現可能。電源はACアダプタを使用する。外形寸法は284×162×89mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.9kg。

DUO-CAPTURE mk2の入出力端子
STUDIO-CAPTUREの背面

(中林暁)