ニュース

オーエス、ハイエンド向けスクリーン「ピュアマットIII」

“4K/8Kにふさわしいフォーカス感”。120型が約30万円

ピュアマットIIIの張込み型スクリーン

 オーエスプラスeは、ホームシアター用スクリーンの新しい生地「ピュアマットIII」を開発。5月20日よりこの生地を使った張込スクリーンを発売する。受注生産品で、出荷開始日は6月3日。

 主なラインナップは、100型相当の「PA-100H-02-WF301」が273,000円、120型相当の「PA-120H-02-WF301」が304,500円、150型相当の「PA-150H-02-WF301」が399,000円。このほか、シネスコサイズや4Kビスタサイズの特注も受け付ける。mm単位の特注加工も可能としている。

 新開発のピュアマットIIIは、既存の「ピュアマットII EX」を改良した、拡散型ホワイトマットの特性を持つスクリーンで、「4K/8K時代にふさわしいクリアなフォーカス感」を特徴とする。織糸を従来品よりも細くしたことで、編み上げた織目が小さく、凹凸の少ない滑らかな表面を実現。拡散型ホワイトマットの理想値とするゲイン1.0を実現している。

生地を顕微鏡で見た写真

 生地(WF301)は、表に梨地織、裏に朱子織という2種類を使った「変化2重織」と呼ばれる特殊織物を使用。ランダムな生地表面により、柔らかでクセの無い再現性と、高いフォーカス感を実現するという。塩ビは使用せず、主にポリエステルを使っている。

 そのほか、生地のバックコーティングや糸への樹脂含有量、表面コーティングなど細部にまで配慮し、「現在のオーエスの最高技術の粋を結集して、ハイエンドホームシアターを本格的に楽しむ方へ提供する」としている。

 第一弾として発売される張込み型スクリーン「PA」は、スプリングで生地の周囲からテンションを掛けて平面性を持たせたもので、ピュアマットIIIの良さを最も引き出すという。フレーム枠はアルミ製。現地組み立て式で、搬入も容易に行なえるという。フレームの表面はフロッキー加工のベロア仕様。

型番画面サイズイメージサイズ
(横×縦)
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
重量価格
PA-100H-02-WF301100型2,214×1,245mm2,418×43×1,460mm約12kg273,000円
PA-120H-02-WF301120型2,657×1,494mm2,861×43×1,709mm約14kg304,500円
PA-150H-02-WF301150型3,321×1,868mm3,525×43×2,083mm約18kg399,000円

(中林暁)