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ナスペック、Pro-Ject Audioの小型CDプレーヤー

横幅206mm、高さ36mm。フォノイコライザ2機種も

CDプレーヤー「CD Box S」のシルバーモデル

 ナスペックは、オーストリア、Pro-Ject Audioの新製品として、CDプレーヤー「CD Box S」と、フォノイコライザの「Phono Box RS」、「Phono Box DS」を5月25日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は、「CD Box S」が6万円前後、「Phono Box RS」が145,000円前後、「Phono Box DS」が6万円前後。

CDプレーヤー「CD Box S」

 コンパクトなCDプレーヤー。振動や干渉対策を施し、筐体を強化した「Sシリーズ」の製品で、ドライブはスロットインタイプ。最適なサーボ制御を行ない、低ジッタを実現したという。カラーはシルバーとブラックを用意。フロントパネルのみ色が異なり、本体はブラックで共通。

ブラックモデル
背面

 DACにはTI「TLV320DAC23」を採用。全高調波歪率は0.01%。出力は同軸デジタル、アナログRCAを各1系統装備する。

 外形寸法は206×150×36mm(幅×奥行き×高さ)で、電源部を除いた重量は1.3kg。

フォノイコライザ「Phono Box RS」

 ボックス・コンポーネントDS/RSシリーズとの組み合わせを想定した、フォノイコライザ。カラーはブラックとシルバーの2色。コンパクトながら、入力インピーダンスの無段階調整、入力容量、ゲイン、Subsonicフィルタなどの調整機能を備え、様々なカートリッジに対応できるという。

 さらに、かつてのDECCAレコードのイコライザーカーブ“DECCAカーブ”を適用し、再生する「DECCAカーブモード」を備えている。

フォノイコライザ「Phono Box RS」のシルバーモデル
ブラックモデル
背面

 強固な筐体を採用し、内部回路を振動や外部干渉から保護。入力は、RCAアンバランスとXLRバランスを各1系統。出力も、RCAアンバランスとXLRバランスを各1系統備える。

 入力インピーダンスは10Ω、47kΩ(固定時)。入力容量は100、200、300、420、520pFからの選択式。ゲインはRCAが40、 50、60dB。XLRが46、56、66dB。外形寸法は200×194×72mm(幅×奥行き×厚さ)。電源部を除いた重量は2kg。

フォノイコライザ「Phono Box DS」

 DSシリーズとの組み合わせを想定したフォノイコライザ。カラーはブラックとシルバーの2色。入力インピーダンス、入力容量、ゲインなどの調整をフロントパネルから行なえ、様々なカートリッジに対応可能。

フォノイコライザ「Phono Box DS」のシルバーモデル
ブラックモデル
背面

 金属製筐体を採用し、内部回路を振動や外部干渉から保護。厳選したアンプモジュールとオーディオグレードのポリプロピレンコンデンサを採用する事で、低ノイズと高精度を実現したとする。

 入力は、RCAアンバランスとXLRバランスを各1系統。出力も、RCAアンバランスとXLRバランスを各1系統備える。

 入力インピーダンスは10Ω、100Ω、1,000Ω、47kΩ(選択式)。入力容量は47、147、267、367pFからの選択式。ゲインは40、 50、60dB。外形寸法は103×144×72mm(幅×奥行き×高さ)。電源部を除いた重量は1.1kg。

(山崎健太郎)