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不正改ざんB-CASカード購入者への振り込め詐欺で注意喚起
購入者リスト流出の恐れ。245,000円の“示談金”
(2013/6/21 14:26)
不正に改ざんされたB-CASカードを購入したと思われる人に対して、示談金を振り込むよう求める手紙が郵送される例が多発。これに対し、B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)は21日、「こうした組織や手紙は、当社とは全く関係がありません」と注意を呼び掛けた。
B-CASによれば、「NPO法人 全国放送保護協会」と名乗るところから「告発通知」と題した手紙が郵送される例が多発しているという。その内容は、「この文書到着後10日以内に示談金として24万5千円を指定した口座に振り込まないと、警察への告発や損害賠償請求の手続きを行う」というもの。
B-CASはこうした組織や手紙とは関係が無く、「当社が手紙や電話でこうした要求をすることは決してありません」としている。
同社は「不正改ざんカードの購入者リスト(名前や住所等)が流出し、犯罪者グループの間で流通して様々な犯罪のターゲットにされる危険性がある」と指摘。同社は「『有料放送を無料で見られる』などと安易な気持ちで不正改ざんカードを購入・使用すると刑事罰の対象になるばかりでなく、犯罪の被害者になる可能性がある」と注意を呼び掛けている。