NEC、4番組同時録視聴できる23型液晶搭載パソコン

PC-VN970NS

　NECパーソナルコンピュータは15日、PCの2013年秋冬モデルを発表した。AV機能を強化した新モデルとして、液晶一体型デスクトップPCの「VALUESTAR N」をリニューアル。最上位モデルの「PC-VN970NS」は、3波5チューナを搭載し、録画/視聴ソフトの「SmartVision」を強化するなど、テレビ利用できるAVPCとしての機能を訴求している。

　VALUESTAR Nシリーズは、搭載CPUやチューナ数などの違いで、5モデルが用意されるが、最上位モデル「PC-VN970NS」を中心に新機能を紹介する。店頭予想価格は135,000円～23万円前後。OSはWindows 8.1。

4番組同時視聴「マルチスクリーン」や「ぱっと見テレビ」

PC-VN970NS。2色展開

　PC-VN970NSは、23型/1,920×1,080ドットのスーパーファインビューIPS液晶を搭載。「新フォトフレームデザイン」を採用し、0～15度のチルトやスイーベルに対応する。カラーはファインホワイト/ホワイトと、ファインブラック/ブラック。

　特徴は、地上/BS/110度CSデジタルチューナを5系統搭載。1系統は、OSを起動せずにテレビとしてVALUESTAR Nを利用可能にする「ぱっと観テレビ」専用のもの。残りの4系統は、OS起動時にSmartVisionから視聴録画を行なうものとなる。

　視聴録画アプリの「SmartVision」を強化し、新たに4番組の同時視聴の「マルチスクリーン」に対応。画面を均等に4分割して表示する「四分割モード」と、メイン画面と小画面の「主/副モード」を選択可能。チャンネルは自動選局され、指定チャンネル(ユーザーが指定)やいつも見るチャンネル(ユーザーの視聴履歴順)、盛り上がるチャンネル(つぶやきメーター=Twitterの盛り上がりの上位)が選択できる。

　4番組の同時録画にも対応。番組ジャンルの興味度やタレント名を登録するだけで、ユーザーが好きそうな番組を自動録画する「おまかせタフ録り」に対応。時間帯やサブジャンルなどの詳細設定も行なえる。また、録画番組からキーワードやタレント名で検索できる「おてがる録画検索」にも対応する。高画質化機能「彩りプラスex」を内蔵する。

　Windowsを起動せずにPC-VN970NSをテレビとして利用できる「ぱっと観テレビ」を搭載。新たに、平日7時、水曜夜7時など、いつも見ている時間帯で利用頻度の高いチャンネルで起動する「おはようマイチャンネル」を搭載した。

　音質も強化し、ヤマハ製の2ウェイスピーカーを搭載。出力は3W×2chで、低歪み設計を徹底したほか、磁性流体ユニットを採用。ノイズを抑えたピュアなサウンドを実現するという。再生周波数帯域は100Hz～20kHz。ヤマハが音質を公認した「Sound By YAMAHA」ロゴが付与されている。

　CPUは、Intel i7-4700MQ(2.4GHz)で、メモリは8GB、HDDは4TB。BDドライブも内蔵する。Bluetooth Ver.4.0やIEEE 802.11a/b/g/n無線LANも搭載。Webカメラは720p対応。USB 3.0×4やUSB 2.0×2、SDカードスロットなどを装備する。

　HDMI入力を装備し、BDプレーヤーなども接続可能。ワイヤレスアイソレーションキーボードやマウスのほか、タッチパッド式の無線リモコンが付属する。Office Home and Bussiness 2013も搭載する。

　PC-VN770NSは、VN970NSとデザインなどは共通だがダブルチューナ構成となる。PC-VN570/370/350は21.5型液晶を搭載し、チューナも2(VN570)/1(VN370)/0(VN350)系統となるほか、CPUやHDD容量などが異なっている。